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2025.03.15

3月15日(土)の『西なぎさ発:東京里海エイド』報告です!

参加者数は25名(内こども:5名)で、グループ参加は、東京電機大学ボランティア部らいふのみなさまでした。
ご参加、ありがとうございました!またお疲れさまでした!

活動開始時間はちょうど干潮になりはじめる時でしたので、西なぎさ沖にスズガモとハジロカイツブリの群れを
たくさん観察できました。別途NPO団体の船が入り込んでしまったため、群れが西なぎさから散ってしまって残念でした…。

さて、今回は今年最初の活動でした。本来3月は漂着ごみが少ないのですが、やはり荒川河口堰沿いから多くの粗大ごみや
ペットボトルを集めることができました。
収集した漂着ごみの内訳概要としては、下記の通りです。

【漂着ごみ】
・総数:45リットルゴミ袋換算×6袋

【危険ごみ】
・注射器:1
・使い捨てライター:4
・スプレー缶:4
・ルアー:1
・割れたビン:1
・合板(釘付き):4
・桟木(釘付き):1
・錆て朽ちた消波ブロック鋼製フック:5
計:16個

【粗大ごみ】
・ウキ(大):1
・ウキ(中):1
・ソファーマット(下地):1
・型枠合板:1
・バット:1
・釣り具:1
・プラスチック板(大):1
計:7個

【漂着ごみ】
・飲料ペットボトル:145
・飲料缶:8
・飲料びん:12
・その他プラスチック類ごみ(ごみ袋×6袋分)
(内訳概要)
・硬いプラスチックの破片:多数
・ポリ袋・シートの破片:多数
・発泡スチロールの破片:多数
・プラスチック容器:3
・ボール:2
・靴類:2
等々、でした。

来月の活動の際までには、既にスズガモ達はシベリア方面に帰っていきます。
代わりに夏鳥であるコアジサシが4月下旬から南半球から飛来してきます。
西なぎさ沖の杭上で求愛給餌している様子を観察できたり、時には西なぎさで営巣、抱卵後、雛をかえして育て
9月には雛が成鳥となって南半球に旅立ちます。
近年は営巣しても野良ネコやカラス(あるいはタヌキ)などに襲われて、雛が誕生しないことが多いのですが…。

いずれにしても、西なぎさに漂着ごみが少しでも無いような環境を整え、野鳥をはじめ生き物たちが心地よい環境に
してあげられたらと思っております。次回の活動は、4月19日となります。

西なぎさの様に数百万人を超える人工の都市で身近に生物多様性を感じられる場所は、他にはなかなかありません。
大都市で自然と共存している素晴らしさと漂着ごみの社会問題の二面性をリアルに体験できる貴重な場所です。
そんな場所ですが、人工干潟でもあり、ラムサール条約登録湿地でもあります。四季折々の風景も望めます。

今後も西なぎさ発:東京里海エイドの活動は、様々なステークフォルダーの方々と共に考え、
共に行動することで、漂着ゴミの問題とを解決をし、地域活性化を図っていきたいと思います。

尚、今年度の「西なぎさ発:東京里海エイド」は、えどがわエコセンター、荒川クリーンエイド・フォーラム、
東京湾再生官民連携フォーラムの後援を受けて、葛西海浜公園パートナーズとの共催にてフィールド活動を実施しております。
助成金はセブン-イレブン記念財団からみなさまのボランティア保険で受けております。

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