9月西なぎさ発:東京里海エイド活動報告!
9月10日(土)西なぎさでのクリーンアップ報告です。
参加人数は62名で、企業参加は、TOTOグループ、エコー電子工業、大阪エヌデーエスのみなさまとご家族でした。今回は大学生も多く参加してくださいました。
ゲリラ豪雨や台風通過が数週間のうちにあったせいで、漂着ごみの量がかなりあったため、今回参加してくださったみなさまには、たくさん活躍していただき、本当にありがとうございました。大いに助かりました!!
さて漂着ごみの総数は、45リットル袋で105袋ほどでした。(配布枚数と持参された袋からの換算です。)
そして、その主な内訳は…
【危険ごみ】
・注射器:3
・使い捨てライター:109
・ルアー:5
・ガラスやせとものの破片:20
【粗大ごみ】
・バイク(本体または部品):2
・タイヤ:2
・ボーリングの玉:1
・プラカゴ:3
・プランターボックス、園芸用品:4
・標識:1
・材木、角材:13
・かご漁具(うなぎ用捕食かご):1
【漂着ごみ】
・飲料ペットボトルのキャップ:891
・飲料ペットボトル:496
・硬いプラスチックの破片:265
・飲料缶:258
・食品のポリ袋(菓子など):230
・ストロー:184
・ポリ袋・シートの破片:133
・タバコのすいがら・フィルター:107
・食品の発泡スチロール容器:109
・食品のプラスチック容器:78
・プラスチックのふた・キャップ:89
・飲料びん:57
・発泡スチロールの破片:51
・買い物レジ袋:53
・ボール:39
・おもちゃ:31
・生活用品:30
・コップ・皿類(プラスチック):21
・タバコのパッケージ・包装:20
・その他:260
といった状況でした。(主要なゴミ抜粋)
参加者のみなさまの感想の抜粋も下記に案内しておきます。
・思っていたよりも量が多かった。
・大きい物よりも小さな物が多い。
・ストローやキャップなどが特に多い。
・人が捨てたと思う物がたくさんあった。
・想像していたよろ多くのゴミがあり、種類も様々であった。
・ゴミが砂の上に落ちている以外にも埋まっていたりするのもあった。
・捨てた人の意識を疑う。
・コンビニ系のゴミが多かった。
等々…
活動中にチュウシャクシギの群れが何度か渚の上空を水平に飛んでいるのを見かけましたが、漂着ごみの量が多く、クリーンアップに夢中で気が付かなかった方も多かったと思います。これからの季節は、シギやサギが多く渚に飛来してきます。猛禽類のミサゴも来ているとのことでしたので、秋にかけてどんどん野鳥でにぎわることでしょう。
野鳥が人工で造られた西なぎさに好んでやってくるのは、干潟の生態系がキチンとできあがってきている証拠であると実感します。普段は気が付きにくいですが、水底に生息するカニやゴカイや二枚貝などの生物もしっかりと生きているから江戸前由来の魚や野鳥たちもやってくるのです。
今回の大掛かりなクリーンアップで、水底に滞留してしまう漂着ごみをかなり一掃できたことで、生物多様性保全の手助けに大いになった手ごたえです。
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