東渚にみる江戸前原風景
ここは東京都江戸川区の人工干潟。
江戸前の原風景を再現させた広い干潟があるのを実はあまり都民にしられていない…。干潟からの東京(江戸前)ビューを観て戴ければと思います。
この辺一体は、人工的につくった干潟だからたいして生き物なんていないんじゃない?なんて思っている輩もいるのが悲しくとも現実である。
でももともとは、葛西は三枚洲といわれる沖合3Kmにもおよぶ干潟がありました。もちろん干潟ですので、『生命のゆりかご』と言われる様に、多様な生態系が存在しているのです。
四半世紀前に、都市開発ばかりの東京に歯止めをかけるために再生された干潟。このすぐ近くにカヌースラローム競技場が建設されようとしています。『計画見直し』とはいっても葛西臨海公園隣地に建設しようとしているだけの浅はかな見直し計画…。
大量の水量を排出する競技場を、この干潟の隣地に築いたら汽水バランスが崩れ、生態系にも影響することは間違いないでしょう…。
1千万人を超える大都市でこんな干潟をもった都市は世界中どこを探してもおそらくないでしょう。
もともとあった江戸前の原風景を守る活動に多くの方々に共感を得ていただきたいと感じています。
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