5月「西なぎさ発:東京里海エイド」活動報告!
たいへん良い天気に恵まれ、コアジサシの観察をしながらのクリーンアップでした。
参加人数は総勢63名で、グループ参加は、TOTOグループの社員とご家族のみなさん、東邦大学エコサークルのみなさん、都立豊島高校定時制生徒のみなさんでした。
漂着ごみもだんだん増えてきた印象で、コアジサシの営巣保護エリアの周囲をばっちり清掃でき、有意義な活動になりました。
さて、ゴミの内訳概要をお知らせしておきます。
【漂着ごみ総数】
・90リットルゴミ袋×18袋
【粗大ごみ】
・某NPO設置水生生物調査カゴ×1
・材木×4
【危険ごみ】
・注射器:1
・スプレー缶・カセットボンベ:22
【一般ごみ】
・ポリ袋・シートの破片:198
・硬いプラスティックの破片:188
・飲料ペットボトルのキャップ:131
・飲料ペットボトル:91
・食品のポリ袋(菓子など):87
・タバコのすいがら・フィルター:71
・飲料缶:59
・食品のプラスチック容器:33
・プラスチックのふた・キャップ:33
・食品の発泡スチロール容器:28
・飲料びん:27
・くつ・サンダル類:24
・ストロー:20
・ポリ袋:20
・発泡スチロールの破片:20
・使い捨てライター:17
・その他のプラスチックのふた・キャップ:16
・ボール:16
・プラスチック・ボトル:14
・ひも、ロープ:10
等々…、といった具合でした。
参加者の感想としては、
・干潟にごみがたくさん埋まっていた。
・エイの食事をした後にできる穴や魚(ハゼ?)などが
見受けられたので、生き物が多いことが感じられた。
だからこそごみ拾いの大切さを改めて認識した。
・プラスティック、ビニール片が多く見られた。
といった状況でした。
一方、ひとつ残念なことがありました。
子ども用トング20丁と大人用トング20丁を新規に準備したのですが、一部の心無い定時制生徒により、子どもトング12丁、大人用トング2丁が故意に壊されてしまいました。活動終了し、解散後に気づきました。
この件については、別途対処していく予定です。
トングは、セブン-イレブン記念財団の助成金で購入したものです。
ご存じの様に、セブン-イレブンのコンビニのレ脇にある募金箱で集められた市民のみなさまの善意の募金が原資となっています。
目的があって集められたお金で、様々な思いがあり、その資金を活用させていただいておりますので、今回のような心無い行動があったことを非常に残念に感じました。
東京でこそ生物多様性保全に多くの方々と感心を持ち、少しでも一助になればと活動を続けておりますが、多くの方々の善意を踏みにじる行為です。
心無い行為をした若者たちは、軽い気持ちでふざけてやってしまったのかもしれませんが、大いに反省の機会を持ってもらえたらと感じています。
集合写真には当該生徒が写っているとは思いつつ、あえて写真もUPさせていただきます。
ゴミも多様性、人間も多様性、多くのことに関心を寄せながら社会活動を展開させていかなければならないことを改めて感じさせられました。
「西なぎさ発:東京里海エイド」は引き続き活動を展開していきます。
今後ともよろしくお願い致します。
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