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October 2013

2013.10.19

10月「西なぎさ発:東京里海エイド」活動報告

10月の活動報告です!
肌寒い天候の中、83名の方々に集まっていただきました!企業参加としては、TOTOグループ様、グローリー様、ジブラルタル生命様、サムスン電子ジャパン様、リコービジネスエキスパート様のみなさまとご家族が参加してくださいました。一般参加のみんさんも大勢集まりました。参加者のみなさん、ありがとうございました!!

台風26号が通過して間もなくであったので、たくさんの漂着ごみがあるかな?と思いきや…、北風続きであったため、思ったほど多くはなかったです。少しほっとしました…。

それでも様々なところから漂着ごみが出てくる出てくる…。粗大ごみでも某NPO関連で設置した木杭や電柱の支線カバー、ゴミ箱類などが。また危険ごみでも注射器が3本、ガスボンベも複数収集しました。漂着ごみの量としては全体で90リットルのゴミ袋で18袋に及びました。

活動の会誌前には、テントからさほど遠くない場所になんとミヤコドリが数羽いました。準備の際にデジスコで観察でき超ラッキーでした。

また西なぎさの中央ではスポーツカイトの団体がイベントを実施していて、大きなクジラのカイトがフワフワとしていて、なかなかユニークな空間の脇で活動を実施することができました。

活動の最後には、日本野鳥の会東京の飯田さんにより、2020年オリンピック東京大会で葛西臨海公園にカヌースラローム競技場を建設しようとしている問題点についてのお話や来月に実施される東渚でのクリーンアップの話をしていただきました。

2時間ばかりのクリーンアップでしたが、今後西なぎさにはシベリアからたくさんのカモ類たちが渡来してくるため、たいへん有意義な活動になったと実感しています。

本当に参加者のみなさん、ありがとうございました!!

なお2013年の「西なぎさ発:東京里海エイド」の活動は、TOTO水環境基金、セブン-イレブン記念財団の助成金によって支えられています。

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2013.10.14

北京オリンピックでの「カヌースラローム競技」の様子

引き続き、「カヌースラローム競技場」の紹介です。
今度は、2008年の北京オリンピックの様子です。やはり引用は「olympic.org」のWEBサイトからです。

※引用WEBサイトのURLはこちら↓
http://www.olympic.org/videos/michal-martikan-proves-to-be-as-good-as-gold

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このブログ内でもカヌースラローム競技場で用いる水量を紹介していますが、1秒間に13立法メートル以上です。東京都スポーツ振興局に問い合わせをしたら、北京オリンピック及びロンドンオリンピックでも、1秒間に10~16立法メートルの水量を流す計画で建設されたという回答が返ってきました。

葛西臨海公園の場合、周囲は生物多様性を育む汽水域です。想像してみてください…。
競技場を建設する範囲だけで環境評価をしてはだめです。環境を及ぼす範囲で客観的に環境評価をするべきであると考えています。


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汽水域に隣接して必要でしょうか?この施設

昨日に引き続き、葛西臨海公園に建設されようとしている「カヌースラローム競技場」を「olympic.org」のWEBサイトから紹介いたします。

このような施設、汽水域に隣接して必要でしょうか?

現在、カヌースラローム競技場は、観覧席は仮設で撤去されるものの、施設そのものは常設となる予定です。
みなさん、想像してみてください…。

※引用WEBサイトはこちら↓
http://www.olympic.org/videos/canoe-slalom-gold-and-silver-for-team-gb

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2013.10.13

カヌースラローム競技ってどんなスポーツか知ってますか?

2020年東京オリンピックのために葛西臨海公園に建設されようとしているカヌースラローム競技場。
でもカヌースラローム競技ってどんなスポーツか知ってますか?

多くの方がご存じないと思いますので、IOC委員会のWEBページより引用して紹介しておきます。
下記引用の写真をクリックすると「Official website of the Olympic Movement」のWEBサイトにジャンプします。

※引用WEBサイトはこちら↓
http://www.olympic.org/videos/canoe-slalom

この施設を葛西臨海公園の約4分の1~3分の1を壊して造ろうとしているのです。

葛西臨海公園・海浜公園の周囲は生物多様性を育む汽水域の干潟です。
みなさん想像してみてください…。

いくら淡水を循環する施設にしようとしても、周囲の汽水環境に影響することは間違いないですね…。

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2013.10.12

トウネンとお散歩♪

10月三連休のはじまり、西なぎさの漂着ごみチェックをしてきました。
台風が温帯低気圧に変わり、日本海側を通過したのですが、南風が比較的強く、ごみが多く漂着していました。大きな漂着ごみしか収集しませんでしたが、一輪車から溢れるくらいのたんまりした量!

そう言えば、本日から一輪車が新品になりました。漂着ごみの清掃をはじめて5年目になりますが、一輪車は3台目となりました。1号:オレンジ→2号:緑:→そして3号は青色です。

3連休なので、みなさん遠出したのでしょうか、意外と人はまばらでした。風はあるものの天気がいいので波音が気持ちのいい渚でした。

だいぶキレイにはなりましたが、風が強い分、まだまだt漂着ごみは流れ着きそうで、イタチごっこ日は続き雄です。ゴミを収集中に大きなトンビが西なぎさの中央に舞い降りてきました。何やらカラスと縄張り争いをしている様子でした。

一方、波打ち際にはトウネンがいました。夏羽から冬羽になっていました。

不思議なくらい人なつっこいトウネンで、こちらが歩くと5m程度の間隔をあけてトコトコと歩き、こちらが立ち止まると渚から流れてきた小さな何かを懸命に捕食していました。そばにいるとウミネコなどから邪魔されずに食事ができると考えたのでしょうか…。

漂着ごみを一通り西端まで拾い、その帰りにトウネンをじっくり観察しながら一緒に渚際を300m以上歩きました。
なんとも微笑ましくも楽しかったです。

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2013.10.02

カヌースラロームコース水量考察

2020年オリンピック東京大会で葛西臨海公園にカヌースラローム競技場を建設しようとしている問題点で、環境破壊につながる要因で最も重要な要素は汽水域環境を損ねる恐れがあることである。

なぜなら、カヌースラローム競技場で用いる水量は、秒間13立方メートルを超えるからである。競技には淡水が用いられるが、この水量が一気に汽水域に流れ込むとしたら、周囲の干潟の汽水域の水質バランスが崩れてしまうのである。

これに対して東京都は淡水を循環して用いるとしているが、永遠に同じ淡水を循環させる訳がなく、排水がゼロであるはずがない。またそもそもそれだけの水量をどのように調達する問題もあるが、淡水を循環して用いる場合、ろ過や衛生的な配慮で薬品を用いる必要があり、排水された場合には、やはり少量でも汽水域に少なからず悪影響が考えられるのである。

一方、カヌースラロームで用いる水量を過小評価している方々もいらっしゃるので、カヌースラロームで用いる水量を考察してみた。以下、参照していただきたい。

まず、カヌースラローム競技で用いるボートの大きさであるが、最小長さ:3.5m、最小幅:0.6mである。またパドルの長さは競技則で規定はないが、約2.2mほどのようである。

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その大きさから競技のイメージは図の様になる。水面からちょうど座高分が出ているような状況となることはなんとなくお判りになるであろう。考察しなければならないのはここからですが、カヌースラローム競技は、国際カヌー連盟/カヌースラローム競技ルール 2009によると、理想的なコースは、「絶え間なく方向を変え、沸き上がる動きのある(エディ、ウエイブ、早い瀬など)技術的難度を伴う流れであること。」としているのである。

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また、Wikipediaによると、「船体をわざと傾けたり半分沈めたりして回転性能や運動性能を上げ、急流や荒瀬を横断しながらゲートを通過するという、3 次元的な操作を必要とする」スポーツであるそうだ。

そういった内容を加味して、コースの断面を考察すると、下記の様な断面となる。

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断面からカヌースラローム競技において最低必要な流水量は、(コース最低幅)×(コース最低深さ)×(流速)より求められることから
最低流水量
= 5.5m × 1.2m × 2m/秒
= 13.2 ㎥/秒
となり、つまり最低秒間13立法メートルもの水量が必要なのである。

実際に、北京オリンピックやロンドンオリンピックでも人工的にカヌースラローム競技場が建設されているが、流水量を秒間10~16立法メートルとしているそうだ。

10~16立法メートルとう量は10トンダンプで約1.5杯分であり、それが1秒間に注がれる水量ですので、相当な量である。もう少しイメージしやすくすると、小中学校にある25m×10mのプールが、約20数秒ほどで溢れるほどの水量を最低用いるということになる。循環するにしてもそれをポンプアップする量もたいへんなエネルギーになることが明確である。

葛西臨海公園でのカヌースラローム競技場建設問題では、人工的に造られた公園であるから人工的なモノを造る点でそんなに環境破壊につながる問題はないだろうと安易に語る方がいらっしゃいますが、この水量を再現するための構造や管理運営、排水処理を考えると周囲の干潟の汽水域を破壊してしまう恐れが多分にあることを理解していただきたい。競技場建設のエリアのみを議論にした環境評価は視野が狭いと判断である。

葛西臨海公園・海浜公園周辺には汽水域である干潟が育むひとつの生態系ができあがっていることが知られている。人工的に造られたにも関わらず、そういった環境が四半世紀かけて出来上がってきているのである。

数百万人が住む都市で干潟をもつ都市は数少なく、さらには都市の中心地からごく近く、市民が水辺で気軽に楽しめる空間を持つのは、おそらく東京だけではないだろうか?

是非、自然と都市が共存する汽水域の干潟の希少性を理解していただき、それを壊してしまう可能性の高いカヌースラローム競技場建設に対しての問題点を共通認識としていただけたらと切に思うのである。
 

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