« August 2013 | Main | October 2013 »

September 2013

2013.09.30

2020年オリンピックカヌースラローム競技場建設問題:交渉・協議

2020年オリンピック招致決定後に、やっと東京都スポーツ振興局招致部と交渉・協議をすることができました。
本日:9月30日(月)の東京都スポーツ振興局との交渉・協議の概要を下記にメモしました。ご参照ください。

・東京都で独自に実施した初期段階の環境評価を提示して
 戴いた。
 →評価がたいへん甘く、現実に即したものでは無かった。
 (例えば、計画地に絶滅危惧種の生物がいない旨の報告
  があった)
 →また評価項目の重みづけが適正にされている内容では
  なっかった。
 →外部委託し作成した簡易的な環境評価であり、最終的
  には東京都で編集された内容である旨の報告を受けた。
 →招致を目的とした虚実の環境報告書であった認識。

・今後、改めて詳細の環境評価をすすめていく方針の報告。
 →事前に具体的な評価容量を公明正大に開示する様に
  要請。

・今後のスケジュールに関しては、2017年12月に着工予定。
 →そのためには、2016年中には実施設計を完了させる。
 →代替地への計画変更の場合は、IOCへの承諾が必要
  であり、時間がかかる。
 →従って環境評価は2015年には完了予定しなければらない。
 →一般的な詳細の環境評価には1~2年かかるはずであり、
  環境評価後に代替地を探すのでは時間的に余裕がない
  ことが明確。
 →代替地を複数あげ、環境評価を同時進行でする様に要請。

・カヌースラローム競技場の計画は、北京やロンドン大会の
 コースをもとに設計される予定。
 →過去のコースで利用される流水量は、秒間10~16立法
  メートルであった。
 →提出済みの環境報告書では、生態系への影響の評価は、
  ミティゲーションの実施を行えば影響は少ない旨で
  あったが、周辺の水辺環境は汽水域であり、生態系への
  影響が大きい認識をする必要があることを主張。
 →流水量を考慮すれば、葛西臨海公園地区での計画は不適
  であるのは当然。流水を循環で利用する計画であっても
  排水はゼロではないはずであり、衛生管理上薬品を
  用いるはず。周辺域の汽水に生息する生態系に影響する
  ことは間違いないことを主張。
 →葛西臨海公園隣地の空地利用の代替計画はあり得ない旨
  を主張。

・代替地への計画変更の意向はあるのか確認を実施。
 →過去の北京、ロンドンオリンピックでも競技場建設場所
  の計画変更を実施しているため、可能性としてはゼロ
  ではない。
 →代替地案を早急に検討する様に要請。

・今後の計画立案と競技場実施設計までの意思決定プロセスを
 工程表で具体的に開示する様に要請した。

・次回打ち合わせは11月中旬を予定。

以上、こんなところです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

葛西臨海公園オリンピック問題点:都行政との交渉・協議の報道

2020年オリンピック東京大会において葛西臨海公園にカヌースラローム競技場を建設しようとしている問題で、30日東京都スポーツ振興局に日本野鳥の会の方々と共に交渉・協議に行ってまいりました。その内容についてNHKニュースで取り上げられました。是非、ご視聴ください。

130930nhknews


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2013.09.21

9月「西なぎさ発:東京里海エイド」活動報告!

9月21日(土)、『西なぎさ発:東京里海エイド』の活動を実施しました!
ご参加下さったみなさん、ありがとうございました。

気持ちのいい天気の中、台風一過後の活動でたくさんの漂着ごみを収集することができました。

漂着ごみの総数は、90リットル袋で18袋。それと粗大ごみ。

内訳は多い順から、
・飲料ペットボトルのキャップ:239
・食品のプラスチック容器:168
・飲料ペットボトル:141
・タバコのすいがら・フィルター:124
・硬いプラスティックの破片:89
・食品のポリ袋(菓子など):80
・ポリ袋・シートの破片 53
・発泡スチロールの破片 49
・食品の発泡スチロール容器:44
・ストロー:44
・飲料びん:42
・花火:35
・買い物レジ袋:34
・生活用品:28
・プラスチック・ボトル:27
・ポリ袋:26
・飲料缶:22
・ペットボトル類以外のプラスチックのふた・キャップ:16
・おもちゃ:16
・ひも・ロープ:15
・プラスチックのふた・キャップ:14
・くつ・サンダル類:13
・飲料紙パック:11
・ガラスやせとものの破片 10

【危険ごみ】
・注射器:4
・使い捨てライター:30
・スプレー缶・カセットボンベ:5

【粗大ごみ】
・お塔婆:3
・建設木材:6
・レジかご:2
・プランター:1
・敷物(ダンパネ):1
・発砲スチロール箱フタ:1
・フロート:2
等々…でした。

活動の最後に、野鳥の会東京の飯田さんからの案内で、2020年オリンピック東京大会の話をしていただきましたが、「西なぎさ発:東京里海エイド」を主宰するDEXTE-Kでも東京都に要望書の提出や江戸川区に陳情書を提出しています。

主旨としては、オリンピックを成功させるために

1)具体的な計画の地域住民への説明責任の実施
2)専門家による環境評価の実施
3)環境評価後、自然破壊につながると判断された場合は、
  葛西臨海公園への競技場建設は断念する

というな対応をとっていただきたいとしています。

今後ともオリンピック関連の情報もUPしていく予定ですが、よろしくお願い致します。

1309210113092102

1309210313092104

1309210513092106

1309210713092108

1309210913092110

1309211113092112


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2013.09.16

9月活動告知!

来る21日(土)9時半から「西なぎさ発:東京里海エイド」の活動を実施します。
どなたでも参加できる漂着ごみのクリーンアップのボランティアです。

2020年オリンピック開催地が東京に決まり、葛西臨海公園でのカヌースラローム競技場建設についても注目が上がってきています。

今回の活動では、各報道でインタビューされている日本野鳥の会東京の飯田さんを迎えて、共に活動しいろいろとお話を聴く予定です。

また16日の台風接近に伴い、強い風と河川の増水で漂着ごみがたくさん漂着しているものと思われます。是非、たくさん方々が参加してくださることを期待します。よろしくお願い致します。

Logo_tokyo_satoumi_aid01_s


8


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2013.09.13

カヌースラローム会場計画隣接の公園内で確認されている生きもの達

カヌースラローム会場計画隣接の公園内で確認されている生きもの達です。

Photo_7

Photo_8

Photo_9


| | Comments (0) | TrackBack (0)

カヌースラローム会場計画隣接地:西なぎさで確認されている野鳥&水生生物

カヌースラローム会場建設予定地の隣接地:西なぎさで確認されている野鳥と水生生物です。

Photo_5

Photo_6


| | Comments (0) | TrackBack (0)

カヌースラローム会場計画反対の輪!

25年もかけて育てた葛西臨海公園の自然を、オリンピックのために壊さないで!
こんなキャンペーンを企画された方がいます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2013.09.12

カヌースラローム会場計画地内の動植物

昨年、10月に東京都オリンピック招致委員会に提出した要望書に添付した写真を添付します。
カヌースラローム会場計画エリア内で撮影したものです。

Photo

Photo_2

Photo_3

Photo_4


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2013.09.08

2020年オリンピック開催地:東京に決定!

2020年オリンピック東京開催決定!
活気ある東京の街、日本がリ・デザインされていくのは歓迎ですが、東京開催を真の意味で成功に導くためには、都心の豊かな自然環境の保全にも十分配慮していただく必要があります。

具体的には、希少な干潟域と生物多様性を持つ葛西臨海公園内にカヌースラローム競技場を建設しようとしている問題があります。

周辺域の汽水域の干潟に、大量の淡水を排水する施設が建設されようとしています。生物多様性を育む干潟の汽水域が破壊されてしまう危険があるのです。

この事実をもっと国際的に知っていただき、無下にカヌースラローム競技場が建設されることを回避する必要があります。

詳しくは、下記URLをご覧ください。
http://www.dexte-k.com/html/dexte-k_kasai_rinkai_park_olympic_attract.htm

Problem_of_the_nvitation_to_tokyo_f

Problem_of_the_nvitation_to_tokyo_2


| | Comments (2) | TrackBack (0)

2013.09.07

漂着ごみ増加

ゲリラ豪雨が重なり、漂着ごみが増加しています…。海の色も茶色く汚い状態。これでは渚の魅力、半減ですね。

今日は苦労して、西なぎさ西端ちかくで業務用カゴが半分埋まっていました。掘り出すのに格闘約15分。やっとの思いで取り出しました…。

ビニルの破片や飲料水のフタが多かったですが、危険ごみ:注射器2本も収集しました。

またゴミの収集中、珍しい魚の死骸を2匹見つけました。調べてみるとハクレンという名前でした。もともと中国に生息するコイの仲間の様です。大きさは80㎝ほど。西なぎさで見かけるのは今回がはじめてです。

まだまだ漂着ごみの絶えない季節が続きます…。

13090702_s13090703_s

13090704_s13090706_s

13090701_s130907

13090701_s_213090702_s_2


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« August 2013 | Main | October 2013 »