2020年オリンピック東京招致・カヌースラローム競技場建設に異議あり!
東京都は2020年オリンピックの東京招致を推進していますが、葛西臨海公園内に常設のカヌースラローム競技場を建設する計画が含まれています。
葛西臨海公園・海浜公園の周囲は汽水域であり、希少な水生生物が多く生息しています。カヌースラローム競技場は急流を人工的につくる施設であり、なんと1秒間に13立方メートルもの水を流すそうです。1秒間に生コン車約3台分の量の水です。
東京都に質問をしたところ、淡水を循環して使用するそうですが、排水はゼロではないとのこと。生物多様性の富んだこの地域一体の汽水域に影響を及ぼすことはほぼ間違いありません。
また高低差のあるところへ水を循環させるには相当電力を使用するはずですが、そのエネルギー源についての考察は、東京都の返答が現在ない状況です。
一方、そもそも葛西臨海公園にカヌースラローム競技場を建設する計画を近隣住民はほとんど知りません。何しろ東京都行政からの説明がありませんので…。これらのことを大きな問題であると捉え、DEXTE-Kは全国環境ボランティアリーダー会と連名で、東京 2020 オリンピック・パラリンピック招致委員会/竹田理事長宛てに「要望書」を10月26日に提出しました。また、東京都の関連部署や江戸川区の関連部署にもその報告を先週終えたところです。
今後の行政の動きについても見つめていき、適宜公表していく予定です。
「要望書」の内容詳細については、DEXTE-KのWEBページからご覧ください。計画エリアである下の図をクリックすると要望書のPDFファイルにジャンプする様に致しました。
オリンピック招致そのものを否定する訳ではありませんが、計画決定のプロセスには大きな疑問があります。
多くの方に関心をまずはもっていただきたいと考えています。
よろしくお願い致します。
Comments
ご指摘ありがとうございます!お恥ずかしい…!!
Posted by: DEXTE-K | 2013.09.16 02:23 PM
「い」の字が違っては180度、意味が!
Posted by: 野鳥の会会員 | 2013.09.16 01:51 PM