東なぎさの大クリーン作戦に参加してきました。
都魚連内湾釣魚協議会主催の環境活動です。
穏やかな天候でコンディションはまずまず。大勢の方が参加していました。
参加人数はクリーンアップ参加者が約80人、調査・研究者や主催者が約40人、総勢120名も集まったとのことです。
東なぎさは普段は立入り禁止となっているエリア。野鳥をはじめ水生物などの楽園でもあります。
ですがロケーション上漂流ゴミが漂着しやすい場所でもあります。都魚連内湾釣魚協議会では10年にわたって年2回クリーンアップを継続されているそうです。
都魚連内湾釣魚協議会による船で東なぎさに渡り、東に約100mくらい移動してから清掃開始。
はじめは大量の漂流ゴミを見てその量に驚きましたが、大勢でコツコツとゴミを収集すること約1時間。かなりきれいにすることができました。
ゴミ収拾の成果を荒川クリーンエイドフォーラムより報告がありましたが、全部でゴミ袋340個分集まったそうです。大人数での実施はさすが成果も大きいです。
ゴミ収集のあとは、日本野鳥の会他、江戸川区内で活躍するボランティアの方々によって、東なぎさで今日見つけることができた野鳥、野花野草、水生生物の説明がありました。それぞれが専門的ではある一方で、わかりやすく楽しい解説でした。たいへん勉強になりました。
興味深かったのは、日本のレッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類となっているエドハゼがなぎさの葦の間にたくさん生息しているとのこと。
都政で開発事業で埋め立てられ一度無くした自然ですが、20年前にその代償としてつくった人工なぎさ。確実に自然回帰をしていることを実感することができました。
あいにくも石原都知事が本日2020年の夏季オリンピックの誘致に再び名乗りを上げるというニュースがありました。葛西臨海公園については、2016年の誘致計画の様な計画は撤回してもらわなければなりませんね…。
今後日本が国際的に経済的に自立するためには、環境技術立国を目指すべきだと思います。
特に東京にとっては『自然と都市の共生』が重要な課題ではないでしょうか。
さらには葛西臨海公園と海浜公園は1000万人を超える都市の中にありながら様々な種類の動植物が生息しています。『生物多様性』という点からもたいへん注目すべきロケーションです。
いろんな専門分野の方々と連携して、この土地を大切にしたいとも強く感じた日でもありました。
主催者の方々をはじめ一緒に活動できました様々な方々、貴重な経験をすることができました。感謝です。
今後もできる限り参加していきたいと思います。
↓東なぎさに船で移動 ↓清掃前の東なぎさの様子①


↓清掃前の東なぎさの様子② ↓集めた漂流ゴミを船で移動


↓収集されたゴミ約340袋分!↓生息する野鳥のレクチャー


↓野花や野草のレクチャー ↓水生生物のレクチャー①


↓水生生物のレクチャー② ↓東なぎさの風景①


↓東なぎさの風景② ↓東なぎさの風景③(オオサギ)


Recent Comments