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2009.10.04

東京オリンピック落選報道:安易な“がっかりコメント”に反省…

2016年東京オリンピック開催、落選決定…。「残念!」なんてコメントをしておりましたが、たいへんな認識不足で安易でした。
というのももしオリンピックが開催されたときの東京都の計画は、どうやら葛西臨海公園の約4分の1近くを潰して新たに鉄筋コンクリート造のカヌースラローム競技場をつくるというものでした。

オリンピック開催の為だけに1万2000席の仮設観客席をもつカヌーの競技会場を建設することで、長年にわたって再生してきた自然を再度潰してしまうことになります。

園内に野鳥園があり、現在確認されている公園内の野鳥の45%が水鳥ではなく山野に生息する種類であるそうです。4分の1もの公園のエリアを失ってしまったら、園内の緑を頼りに住処にしている野鳥はどこにいってしまうのでしょう…。野鳥以外も水辺を中心に多様な動植物がすっかり20年の時を経て生息しています。

それを改めて考えると、東京都の計画していたものはなんと愚策であったことか…。またそれに気付かずいた自分を情けなく思いました。

言い訳になってしまいますが、私は計画パース(完成予想図)から、葛西臨海公園の隣地である「葛西水再生センター」のエリアを最整備改造して開催会場を整備するものであると信じていました。
全くの勘違いですね。情報収集不足で反省です。

でも地元住民にはこんな計画の詳細は明確なインフォメーションはありませんでした。こちらの情報収集も足りませんでしたが、東京都をはじめとする行政側にアカンタビリティ(説明責任)がちょっと足らなさすぎではありませんか!憤慨です。
東京オリンピック誘致のキーワードとして、「エコ」、「コンパクト」と「安全」であったではなかったでしょうか?

どう考えても「反エコ」、無意味な「乱開発」、そして野鳥をはじめ再生してきた葛西臨海公園内の多様な動植物たちにとって「不安全」であり無謀な計画です。
ひょっとしてそんな矛盾したインフォメーションだからこそ落選して当然であったのかも知れません…。
東京オリンピック開催誘致に、賛成であった多くの有識者たちもやはりこの事実に気づいていたのでしょうか?大きな疑問ですね。
まぁともあれ、葛西臨海公園の自然が保護された結果にはホッとしました。
一方で正確な情報を知り、憤慨と安堵を同時に体感…。複雑なな気持ちです。

真の意味で「環境」と「経済」が両立した社会を目指さない限り、グローバルな社会的や信用や新たな経済発展は望めない時代に突入しています。

今回の情報は、江戸川区水辺の活動交流会で知りました。今後はしっかりと地場で根を張って活動されている環境関連の有識者とネットワークをつくり情報交換しながら活動していきたいと思います。

【葛西臨海公園:カヌー競技場計画エリア】
Tokyo_seaside_park_plan_2

東京都が公式WEBで発表していた完成予想図】
Tokyo_seaside_park_plan_kanseizu_3
(※著作権あり:取り扱い注意)

関連参照WEB
・毎日新聞社:
 16年夏季五輪:東京招致 施設予定地、生物の宝庫--カヌー競技場・葛西臨海公園
・日本野鳥の会東京支部:
 葛西臨海公園を守ろう!オリンピック競技施設建設計画の見直しを都知事・都議会・招致委員会に陳情しました。
・いなみや須美江戸川区議会議員WEB:
 葛西臨海公園に急流がつくられる? ~2016年東京オリンピックが決定したら・・・~

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