東京湾:なぎさでの漂流ゴミの実態
たまに葛西臨海公園の西なぎさをごみ拾いなしで夕時に散策してみましたが、やはり目に余るものがありました。潮の流れと風の向きのせいだと思うのですが、毎度西なぎさの西の防波堤沿いにはゴミがたくさん集まることがしばしばあります。
ちょっと可哀そうであったのが、なぎさの浜でスズガモの集団が休んでいましたが周りをみるとゴミが散在していました。野鳥たちが誤って漂流ゴミを食べてしまわないといいのですが...。
漂流ゴミの問題として、海洋生物や野鳥たちが誤飲し死んでしまうことが多々あることで知られています。
葛西臨海公園は旧江戸川と荒川に挟まれていることから、河川からの漂流ゴミが多くあります。
ゴミを収集してもエンドレスで流れ続ける漂流ゴミ。社会問題としてすこしでも注目があつまれば大幅にゴミが減っていくと思うのですが、なかなか難しいものです。
漂流ゴミといえば、日本海側の海岸線の中国や韓国、北朝鮮からの漂流ゴミも社会問題となっていますが、葛西臨海公園の場合東京湾に位置するわけで内海ですから国内というか関東圏レベルの問題です。
近年さまざまな環境に対する活動が行われていますが、自然教室や新たに緑を増やす緑化運動、ゴミの問題でもリサイクル活動をする活動やそれらを対象とした募金活動が中心でクールできれいな取り組みばかりが目立ちます。
環境問題の解決の糸口として汚れている状況や実態に対して何とか行動を起こすことが、ます直接的な問題解決であると思いますが、行政や組織・団体はあまり注力しない傾向にあるのは気のせいでしょうか?
漂流ゴミの実態とそのそばで生息していたスズガモの様子を撮影しましたので、そのままUPしておきます。
映像の中でいかに漂流ゴミが多いかわかると思います。また魚の死骸もいくつか散在しています。
かつてよりはきれいになってきた東京湾岸ではありますが、産官学が連携して問題解決にむけてやらなければなないことが数多くあることを実感します。
動画では近くに寄ってもスズガモが逃げないので少し追いかけすぎてしまった感がありますが、その後再びスズガモ達は浜で羽を休めておりました。
お腹が白く背中がグレーなのがスズガモのオスで、茶色っぽいのがメスです。カワイイ歩き方にも注目です。
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