東京湾になんと高級魚の稚魚!
葛西臨海公園の西なぎさでは水族園の方々が時折地引網をひいています。毎月実施している様子で、本日たまたまその様子をじっくりと拝見することができました。
そこで感動と発見がありました。それは葛西臨海公園の人工なぎさになんと!鮎の稚魚がいるんです。そのほかにもイシカレイやスズキ、それにサヨリの稚魚も!いつもなにげなく歩いている渚にこんな稚魚たちがいたなんて驚きです。
水族園の方が詳しく様々な小さな生き物の生態について詳しく教えてくださいました。アユは秋に川で生まれた子供が海に下り、冬は干潟で過ごすのだそうです。干潟は、酸素が多いこと、栄養がたくさんあること、天敵が少ないことで稚魚たちにとっては育つのに格好の場であるとのことです。なるほど…。
地引網では、コハダの稚魚のコノシロ、ハゼ、ボラの稚魚 が多く獲れていて大物はいませんでしたが、いずれ大きくなって高級魚となる稚魚たちがたくさん生息していることがわかりました。すこし感動してしまいました…。
かつて葛西の海は、「三枚州」と呼ばれるおおきな干潟があったそうです。なんと大潮時には4キロメートルほども潮が引いたといいます。(水族園WEB:「葛西の海」ってなんだろう?080926版参照)
一度埋め立て事業で失われた干潟ですが、このように自然が回帰していることを知る一方で、昨日の“漂流ゴミ”を考えると、東京:葛西発で何か環境に役立てることができないだろうか?と考えさせられました…。
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