2024.09.07

9月7日(土)の『西なぎさ発:東京里海エイド』報告です!

今回は台風10号の影響がものすごい状況となり、漂着ごみが沢山ありました。
熱中症警戒アラートも発令されている厳しい状況下でしたが、53名のみなさまに集まっていただきました。
ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました!またお疲れさまでした!!

参加者数は53名(内こども:2名)のうちグループ参加は、明治安田生命保険、ニッポンダイナミックシステムズ、東京電機大学ボランティア部らいふのみなさまでした。
今回は活動後に水族園スタッフの方による地引網と水生生物観察会があり、そちらのほうも盛況でした!

夏季はいつも7月の段階からスゴイ漂着ごみの量となるのですが、今年は9月に入ってから大量の漂着ごみとなりました。それだけ雨の少ない猛暑だったのでしょうね…。それにしても今回は過去最多量といっても良いくらいの量でした。

収集した漂着ごみの内訳としては、下記のようなものがありました。
活動時間の中である程度数えられる数量のものを概算で算出しています。

【漂着ごみ】
・総数:45リットルゴミ袋換算×67袋

【危険ごみ】
・注射器:3
・使い捨てライター:32
・ルアー:2
・電池:2
・空き瓶の破片:1
・スプレー缶:多数
等々
計:40個以上

【粗大ごみ】
・タイヤ:2
・軽油タンク:1
・冷蔵庫扉:1
・プラケース:4
・ポリタンク:1
・プランターボックス:4
・ヘルメット:2
・角材&ベニヤ板(釘付き等):4
・ビールケース:3
・パレット:1
・発泡スチロール箱:3
・フロート:1
・オイル缶:1
・レジかご:2
等々…
計:30個以上

【漂着ごみ】
・飲料ペットボトル:1,700以上(ごみ袋34袋×50本換算)
・飲料缶:300以上(ごみ袋5袋×60本換算)
・飲料びん:490以降(ごみ袋7袋×70本換算)
・その他プラスチックごみ(ごみ袋×21袋分)
(内訳概要)
・硬いプラスチックの破片:多数
・ポリ袋・シートの破片:多数
・発泡スチロールの破片:多数
・ボール:多数
・プラスチック容器:多数
・レジャーシート:多数
・靴類:多数
等々…でした。

今回は、西なぎさの荒川河口堰よりの漂着ごみや細かい漂着ごみまでは収集しきれませんでしたが、収集したごみの量がもし漂着し続けた場合にそれらがマイクロプラスチック化したことを想像するとゾッとします。また今回のみなさまによるクリーンアップ活動が水生生物をはじめ葛西干潟を頼りとする様々な生物にとって多様性を維持するために相当に有意義であったと思います。

実際に、水族園スタッフによる地引き網では多くの水生生物をか捕獲することができました。
あんなに多くの漂着ごみがある中、そして猛暑で海水温もかなり上昇している中、渚の中では沢山の小さな命のはぐくみがあると思うと驚きです…。
地引き網で捕獲された水生生物は、カライワシ、マハゼ、ギマ、シマイサキ、サッパ、イネコチ、ヒイラギ、シログチ、ユビナガスエビ、エビジャコ、イサザアミ、トビムシなどがありました。

西なぎさの様に数百万人を超える人工の都市で身近に生物多様性を感じられる場所は、他にはなかなかありません。
大都市で自然と共存している素晴らしさと漂着ごみの社会問題の二面性をリアルに体験できる貴重な場所です。
そんな場所ですが、人工干潟でもあり、ラムサール条約登録湿地でもあります。
四季折々の風景も望めます。

今後も西なぎさ発:東京里海エイドの活動は、様々なステークフォルダーの方々と共に考え、
共に行動することで、漂着ゴミの問題とを解決をし、地域活性化を図っていきたいと思います。

尚、今年度の「西なぎさ発:東京里海エイド」は、えどがわエコセンター、荒川クリーンエイド・フォーラム、
東京湾再生官民連携フォーラムの後援を受けて、葛西海浜公園パートナーズとの共催にてフィールド活動を実施しております。
助成金はセブン-イレブン記念財団からみなさまのボランティア保険で受けております。

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2024.08.17

本日、西なぎさ発:東京里海エイドの活動実施します!

本日(8/17)西なぎさ発:東京里海エイドの活動を予定通りに実施致します!
熱中症対策を忘れずにご参加ください。また開始時間の5分前を目途に集合ください。
よろしくお願い致します。

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2024.07.20

7月20日(土)の『西なぎさ発:東京里海エイド』報告!

7月20日(土)の『西なぎさ発:東京里海エイド』報告です!

熱中症警戒アラートが発令されていましたが、天気予報の気温予想を参考に、いつもより時間短縮で活動を実施しました。
風が強く吹いていたこともあり、意外と心地よく活動ができました。
具合の悪くなった参加者も無く、無事に活動ができ、たくさんの漂着ごみを収集できました!
ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました!またお疲れさまでした!!

参加者数は45名(内こども:0名)で、グループ参加はエコー電子工業さまのみなさまでした。
今回は個人参加の方々に多く参加していただき、女子学生さん達に多く参加していただきました!

収集した漂着ごみの内訳としては、下記のようなものがありました。

【【漂着ごみ】
・総数:45リットルゴミ袋換算× 5袋

【危険ごみ】
・使い捨てライター:9
・スプレー缶:2
・ルアー:2
計:4個

【粗大ごみ】
・FRPボート槽(大):1
・標識下地板:4
・木製ワイン樽(ごみ入り):1
・ソファー座面:1
・プランターボックス:3
・バケツ:1
・プラ製工具箱:1
・旗竿:1
計:13個

【漂着ごみ】
・硬いプラスチックの破片:多数
・ポリ袋・シートの破片:多数
・発泡スチロールの破片:多数
・飲料ペットボトル:32
・飲料缶:2
・飲料びん:6
・ボール:1
等々でした。

前回に続き、今回も浜辺には多くの魚の死骸が見受けられました。特にスズキが多かったですね。
その他、ボラ、イシダイ、カワハギなどが確認できました。
荒川河口堰の立ち入り禁止区域の先端部にカワウが沢山群れていてその周辺にもスズキやボラの
おびただしい数の死骸がありました。もしかしたら彼らの仕業なのでしょうか…。わかりません…。

西なぎさでは毎回様々な生物多様性を実感 できる発見があります。
数百万人を超える人工の都市で身近に生物多様性を感じられる場所は、他にはなかなか無いと思います。
大都市で自然と共存している素晴らしさと漂着ごみの社会問題の二面性をリアルに体験できる貴重な
場所でもあります。人工干潟でもあり、ラムサール条約登録湿地でもあります。
四季折々の風景も望めます。

今後も西なぎさ発:東京里海エイドの活動は、様々なステークフォルダーの方々と共に考え、
共に行動することで、漂着ゴミの問題とを解決をし、地域活性化を図っていきたいと思います。

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2024.06.15

6月15日(土)「西なぎさ発:東京里海エイド」報告!

6月15日(土)の『西なぎさ発:東京里海エイド』報告です!

爽やかな風が吹く晴れの日和の中、クリーンアップにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
またお疲れさまでした!!

参加者数は55名(内こど も:10名)で、グループ参加は、明治安田生命保険、エコー電子工業、イトーキ、大崎、東京電機大学ボランティア部らいふ のみなさまでした。

収集した漂着ごみの内訳としては、下記のようなものがありました。

【漂着ごみ】
・総数:45リットルゴミ袋換算×5袋

【危険ごみ】
・注射器:2
・スプレー缶:2
・ルアー:1
計:3個

【粗大ごみ】
・角材類(釘付きあり):8
・プラケース類:4
・ロープ:2
・乳母車タイヤ:1
・バケツ:1
・緩衝材:1
・物流用プラケース:1
・発泡スチロール箱:1
・薄鋼板:1
計:20個

【漂着ごみ】
・硬いプラスチックの破片:多数
・ポリ袋・シートの破片:多数
・発泡スチロールの破片:多数
・飲料ペットボトル:46
・飲料缶:14
・飲料びん:5
・ボール:3
等々でした。

活動中に荒川河口堰よりの草むらでヒバリが営巣していて、活動中にさえずりや親鳥の姿が観察されました。
ヒバリは餌を見つけた時や警戒心が高まった時など興奮状態であると頭の羽が鶏のトサカのようにピンと立ちます。
まわりに人が沢山いたので警戒していたのでしょうか…。

また西なぎさの浜にいろんな種類の魚の死骸が見受けられたのが印象的でした。
スズキ、イシダイ、ボラ、カワハギ、ミズクラゲ...。
それと相変らず荒川河口堰の土手にはタヌキの新しい糞が山盛りになっていました。
都心に近い位置にある西なぎさでは本当にたくさんの生き物が棲み付いていることを実感します…。
一方、やはり漂着ごみは減りませんね…。

東京湾は内湾です。漂着ごみのほとんどが川からの漂着したものです。公園内で捨てられたものや海を渡って海外から
漂着したものは、まずありません。
荒川や旧江戸川水域の首都圏に住む人たちの生活ごみがほとんどあったこととそれらのプラスチックごみが
粉々になって漂着していることについても、みなさん実体験をもって知ることができたのではないでしょうか?

今後も西なぎさ発:東京里海エイドの活動は、様々なステークフォルダーの方々と共に考え、共に行動することで、
漂着ゴミの問題とを解決をし、地域活性化を図っていきたいと思います。

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2024.05.18

5月18日(土)「西なぎさ発:東京里海エイド」活動報告!

五月晴れで爽やかな風が吹く中、クリーンアップにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!またお疲れさまでした!!

参加者数は74名(内こども:13名)で、グループ参加は、江戸川区子ども未来館、東京湾再生官民連携フォーラム、ICONクリニカルサーチ、エコー電子工業、イトーキ、東京電機大学ボランティア部らいふ のみなさまでした。

収集した漂着ごみの内訳としては、下記のようなものがありました。

【漂着ごみ】
・総数:45リットルゴミ袋換算×6袋

【危険ごみ】
・鋼製くさび:1
計:1個

【粗大ごみ】
・敷物類(ブルーシート):2
・発泡スチロール塊:1
・角材等:1
・木製ドラム板(大):1
・水道栓:1
・植木鉢:2
・まな板:1
計:9個

【漂着ごみ】
・硬いプラスチックの破片:多数
・ポリ袋・シートの破片:多数
・発泡スチロールの破片:多数
・飲料ペットボトル:47
・飲料缶:11
・飲料びん:1
・靴:1
・プラ容器:1
等々でした。

今回は、子ども未来館と共催の葛西海浜パートナーズとも連携した『干潟キッズレンジャー』の企画を実施しました。

フィールド活動後に江戸川区子ども未来館のご協力のもと、水生生物の観察会を実施したのです。クリーンアップ活動中に捕獲した水生成物を、実際に観ながら説明を高木先生からしていただきました。西なぎさに生息する様々な水生生物を多く知ることができ、今回の参加者のみなさんは本当にラッキーでした。

漂着するごみの中でもあのような沢山の小さな生き物たちが頑張って息づいているのです…。

東京湾は内湾です。漂着ごみのほとんどが川からの漂着したものです。公園内で捨てられたものや海を渡って海外から漂着したものは、まずありません。荒川や旧江戸川水域の首都圏に住む人たちの生活ごみがほとんどあったこととそれらのプラスチックごみが粉々になって漂着しているのが実態です…。

今後も西なぎさ発:東京里海エイドの活動は、様々なステークフォルダーの方々と共に考え、共に行動することで、漂着ゴミの問題とを解決をし、地域活性化を図っていきたいと思います。

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