再びしばらくコラムの執筆をとめてしまいました。
というのも、今年の秋は建築業界にはマイナスの話題があまりにも多すぎましたから…。
言わずと知れて、遠藤建築士による構造計算偽造から始まり、ニチアスの耐火建材の大臣認定不正取得、清水建設JV施工の超高層マンション~柱鉄筋の不足、東洋ゴム工業の断熱パネルの大臣認定不正取得…といった具合。
姉歯の事件以来、再発防止のため建築業界として様々な協議がなされ、建築士としての倫理や品質管理とコンプライアンスについての話題がこれほどまでにクローズアップされたことは無かったはずです。
ゼネコンも建材メーカーも大企業病というか、いったい品質管理やモラルの管理と伝承をどのようにしているのか嘆きの領域です。同じ建築業界の仲間がこんなにも士気・モラルのレベルが低い実態に呆れて力をなくしておりました…。
今年の建築基準法の改正も結果的には個人のモラル改善までは及ばず、逆に予想外の日本経済全体へのマイナス要因を引き起こす大きな起爆剤になってしまっている状況です。
原油価格の高騰も重なり、各種建材のコストアップ要因と需要とのバランスが崩れ、建築業界の先行きはほんの目鼻の先まで真っ暗なように感じます。特に今年から来年にかけて、おそらく一般申請でメシを食っている地域密着型の建築業種は大きなダメージをでしょうから、相当数の会社が倒産してしますのではないでしょうか?
そんな暗くなってしまうコメントはさてと置いておきましょう。そもそもこのブログをはじめたのが、“読まれた方へ「新しいライフスタイルの発見」となれば”というコンセプトでしたから…。
でもそんな中、あえて明るい話題も取り上げるのもなんか不自然ですし、たいしたコラムでも無いですから、やめてしまおうかとも実は考えていました。でも不思議なもので、真剣にやめてしまおうと考えはじめた時から、そんな気持ちと反対にもっと続ける様に私の背中を後押してくれるような事が身近にいくつか起きました。
どんなことが起きたかの細かなことはここでは割愛しますが、近日読んだ書籍の内容もそのひとつでした。書籍は梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」でした。
私自身もブログでコラムを書いていても溢れる情報メディアの単なる後追いをしている様な気がしてきて、自分自身が発信している情報とは何だろう?と考え、この1年間モヤモヤっと感じていた矢先でしたので、梅田氏が「ウェブ時代をゆく」の中で語る内容には心に響きました。
この秋から自分の中でグルグルと不思議な風が起こり始め、自問自答を繰り返し、さまざまな仲間からも支援を受けた結果として、建築系シンクサイトを立ち上げる成り行きとなりました。思い立ってから約1ヶ月で一応組織の形としました。その組織名は「DEXTE-K」。
WEBサイトも立ち上げました。コンセプトキーワードは、「半歩先の都市型のライフスタイルを考察する」としています。(詳しくは「DEXTE-K」のWEBサイトをご覧ください。)
支援してくださる方々の力も借りて、このブログと共に連動し、建築を機軸にした思考力でポジティブかつ建設的なライフスタイルを提案したりヒントになるコメントをまた少しづつでも続けていこうと思います。今日から再スタートです。
ブログとWEBというツールで形の無いものがどこまで現実化していくか、しばらく挑戦してみたいと考えております。暖かく見守って応援して戴ければ幸いです。よろしくお願い致します。
