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May 09, 2010

禁断の普天間を語る

建築とは少し分野は異なる点と歴史の認識に浅い点でここでコメントするのは本来NGでしょうが、鳩山政権の普天間基地の移設に関する対応があまりにも狼狽し先行き不透明な為、大胆不敵に簡単ではありますが思わず記しておきます。


ごく普通に基地移設を考えるとさまざまな利害関係者が新たに発生し、問題点が当然、多様化・複雑化していきます。ですから解決には究極的には2つの方法があると考えています。ひとつは基地周囲の住民を移動していただく方法。もう一つは基地を完全に海洋上に建設しまう方法。

前者の案は、先週末にTBSテレビ番組の「情報7daysニュースキャスター」でたけし氏もあっさりと語られていました。住民移動に伴う利害関係者に対して様々な保障を考慮してあげることを代替に理解をもとめることで解決する方法です。もちろんその土地の歴史やそこに携わる方々の生活様式やふるさと感を考慮すると、非常に困難なのかもしれません。

後者の案の問題点は、環境に関する影響力を十分に検討しなければならない点と莫大な予算がかかるという点です。

環境への影響力という観点では、完全海洋上に建設するといっても沖合約1~2kmをイメージしていますが、辺野古案の様に中途半端に海岸線上を利用し基地を建設する案よりも「生物多様性保全」の観点から環境へのダメージは著しく小さいでしょう。

技術的には海洋に基地を建設するのは可能ですが、台風メッカの立地ですので防災に対する対策や海洋基地までの日常の物資の移動も考慮が必要であり、建設費のイニシャルコスト以外にもランニングコストも試算して検討する必要もあります。

膨大なコストがかかることは誰でもイメージできますが、一方で沖縄海域にはまだ未知なる海洋資源があるとされていますので、資源開発との抱き合わせで基地を設け、将来的な展望を踏まえて採算を検討する可能性もありうるのではないでしょうか?

また近年ではCO2削減の為に、海洋に二酸化炭素(CO2)を回収・貯留する技術があります。炭素隔離貯留技術(Carbon Capture and Storage:CCS)と呼ばれています。海岸線から比較的近くで環境保全にさほど影響の少ないと考えられる1~2kmの沖合に基地を建設し、CCS基地や海洋資源研究施設と併設させることで、CO2削減による全体的なコスト削減の工夫が可能と考えます。

行政は、もっと横の省庁と連携し横断的かつ時間軸も考察にいれて思考していただきたいと感じます。
いずれにしても、ただむやみに米軍基地をどこかに建設するのみの検討だけでは済まされない状況であることは言うまでもあしません。

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