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March 01, 2009

不便さが真のコミュニケーションをつくる

今朝のテレビにて安藤忠雄氏の事務所の様子について紹介されていました。
先日聴講した『安藤忠雄/組織の条件 リーダーの条件』の講演でも安藤氏自ら話をされていましたが、安藤忠雄氏の事務所のレイアウトは、出入口付近に安藤氏が居座り、そのすぐわきに5台の電話とFAXそれに唯一メールのできる1台のパソコンがあるのだそうだ。

ですから、事務所に誰かが訪れたときも所員が出かける時も、電話での仕事のやりとりなどすべてその様子を傍で肌で感じ取りながら仕事をしているのだそうです。そして、所員が外部とコンタクトしているときの様子で仕事が順調にいっているのかどうかがすべて安藤氏はわかるといいます。実にアナログ的です。所員の方々もそんな安藤事務所を“道場”と語られていました。
でも、そういった不便さから所員間や師弟関係の真のコミュニケーションと信頼関係が生まれるのではないかと感じました。

メールのやり取りでだけでは、相手が本当にどのように思っているかわからない。だからメールのやりとりは極力限定してしまう。あくまでも生の声での会話が主体。国際的に活躍されている為、当然英語教育にも熱心で、所員と一緒になって英語のレッスンを受けている様子も紹介されていました。
安藤氏は“心と心と心が通じ合うコミュニケーション”が今の時代必要であると語られています。

一方、先週の新聞報道で、子供の携帯電話の使用実態について文科省が調査結果をまとめたものが発表されていました。それによると、中学校の3人に1人が1日30通以上ものメールのやり取りをするなど「携帯依存」の様子が浮き彫りになっており、親子間の意識のズレが生じていることが指摘されていました。
掲示板での悪口を書かれたり、迷惑メールに有害サイトへのアクセス。簡単かつ便利に外部とのコンタクトがとれる弊害として様々な問題が発生しています。

昔のことを言ってもしょうがありませんが、我々が若い頃は恋人と話を電話でするために大変な苦労をしていた一方で、話せたときにわずかな時間のなかで気持ちのこもった会話をしていた様な気もします。
真のコミュニケーションができていない世代への携帯電話の利用ルールは、やはり親が安藤忠雄化しないとダメな気がします…。

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