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December 22, 2008

想いが形をつくる…

アカデミーヒルズ主催:『安藤忠雄/組織の条件 リーダーの条件』の講演を拝聴してきましたので、その印象をコメントしておきます。

リーダーの条件として『夢と責任感を持つことの重要性』を語られていました。
東大の入学式の父兄の話、アブダビで計画中の海洋博物館の話、東京オリンピック誘致の話、代々木体育館の話、自身の事務所のスタッフの話…など様々な事例を紹介しながら『夢があること』『夢を言葉にできること』『自分なりの哲学や価値観をもっていること』『忍耐力があること』がリーダーとしての必要条件だそうです。

組織の条件としては、組織の中で『互いに認め信じあうこうと』が重要であると熱く語っていました。
その事例として、日本のゼネコンの現場監督は海外の建設会社と比較しスケージュール管理やゼロから構築物を立ち上げる創造力はすごいと絶賛し、過去のプロジェクトの組織力を説明されていました。
さらには時間と場所を問わずプロジェクト毎に少数精鋭のチームを組織し、世界各国の建築物を実現化させている事例から、安藤忠雄氏のチーム編成力の達人的な凄さを感じさせられました。

また後半に米倉誠一郎氏との対話と聴講者の質疑の中で印象が深かったコメントがありました。それは『想いが形をつくる』というコメントです。
『高等な技術は建築をつくれるが、それに想いがなければ感動はつくれない…』『感動がなければ、チームはもちろん文化は生まれないし、生まれたとしても継続しない…』
ドバイの急激な発展と今後のゆくえを予想しながら説明されていました。
私自身様々なコンサルタントやデザインの仕事をしておりますが、高等な技術的な見解や冷静な判断はより良い建築を手掛ける上で大切である一方、常日頃『人はすべて気持ちに支配され動き、社会と文化を形成している』という信念を持っていましたので、安藤忠雄氏の『想いが形をつくる』というコメントにはとても感激致しました。

さらには自らが様々な活動に深く携わっていることついて『気になるものをたくさん作っておく。そうすることによって命が生まれ発展していく…』と語り、安藤忠雄氏自身が今後もずっと精力的なリーダーでありトップランナーであることを印象づけられました。

年末の忙しない時ではありましたが、“ものづくり”の熱い気持ちを建築に携わる者たちは忘れてはいけない、ということを再認識することができました。
現在、自伝『建築家 安藤忠雄』の書籍を拝読し、講演時の熱い気持ちを再び味わっております... 。

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