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December 17, 2007

和の本物志向を追求したホテル

The_peninsula_tokyo日本伝統美を再現した都市型ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」が今秋オープンしました。
設計総括は佐藤和清氏(三菱地所設計)、内装設計を橋本夕紀氏が手がけています。やはり、注目で圧巻なのは日本の伝統美を活かした建築デザイン。

日本の超一流の職人さんたちの協力を得てつくられた空間は、クラフト感覚でありながら大胆かつ繊細です。目に付く1階「ザ・ロビー」の千本格子は京都の町家をイメージしてつくられたそうです。手入れが大変そうにも思えますが、それをきちんと手入れしておくのが日本建築と文化のいいところでもあります。

また、その奥にあるフロントデスク背面の左官による壁は版築仕上げといった日本の伝統技術です。型枠内に土を丁寧に何層にも重ねて側面の綺麗な縞模様をつくりだす左官技術は、趣きのある土色が何とも癒し空間への誘いの雰囲気を醸し出しています。

地域性を重視し和のおもてなしの本物志向にこだわった「ザ・ペニンシュラ東京」。客室は全314室で、有楽町・丸の内・日比谷・銀座のいずれからも近いロケーションにあります。宿泊施設のほかにも料飲施設、宴会施設、スイミングプール、フィットネスセンター、スパといった施設も備わっていますが、さすが本物志向の都市型ホテルだけにその利用料も半端でありません。

地方都市には和のおもてなしを意識したホテルが点在していますが、都心にここまで日本建築文化の手法を取り入れたホテルは希少なのではないでしょうか?ホテルの強みでもあるコンシェルジェサービスも、和のおもてなしの心得のサービスが展開されていくことでしょう。外資系ホテルというところが少し寂しいところです。

またこうゆう動きを察知してか、都心の大手ホテルでは「和」への内装改修の動きが活発になってきている様子です。ホテルニューオータニ、セルリアンタワー東急ホテル、椿山…、いすれも「和」がテーマです。都心ホテルのVIPクラスの顧客取得合戦はますます激化していきそうです。


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