SKY OF THE TOKYO(早稲田)
村野藤吾氏設計の早稲田大学文学部校舎が解体されるというのを聞き、最後の公開日である先月28日にじっくりと見学してきました。
多き優秀な学徒を育ててきた学び舎であるこの校舎が夕日を浴びて佇む勇姿は、なんともノスタルジックな世界に感じられました。
建築されたのは、早稲田大学の80周年記念行事の一環としてで1962年でした。当時は「画期的な高層建築化」と言われたそうです。
一方、当時の施工技術レベルにおける様々なクラフト的な工夫がされていました。村野氏らしい温もりのある建築ディテールを間直にみることができ、楽しく拝見することが出来ました。
村野藤吾氏らしい建築の様々なディテールについては、少しだけ写真と共に後日解説したいと考えています。
いずれにしても、名建築がまたひとつ東京の空から消えていくことになります…。