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February 05, 2007

国立新美術館を満喫...

Kokuritu_sin_m0700オープンして半月あまりの国立新美術館。冬の晴天にも恵まれ久しぶりに東京での写真栄えする建築を楽しんできました。

外観のうねるガラスのファサードが海のビッグウェーブを思わせ、太陽光線を眩しく輝かせていました。エントランスロビーのアトリウムは類を見ない広さで、逆円錐すり鉢形の巨大なコンクリート壁と波長をあわせてうねっているガラスファサードを内側から見ることができます。

Kokuritu_sin_m0701天井の高さは21.6mもあるとのことで、大空間のアトリウムは大勢の人を呑みこんでいても余裕の広々さ…。開放感のあるティラウンジとレストランは相当の人気で行列ができていました。ここは平日の静かなときに独り占め状態で利用したほうがよさそうです…。


Kokuritu_sin_m0706美術館の企画展では、3月19日まで『黒川紀章展 ― 機械の時代から生命の時代へ』が開催されていますが、黒川紀章のパワフルな作品の模型を中心に観ることができます。
そこで改めて感動したのは、1961年に提案した霞ヶ浦湖上都市の模型でした。

Kokuritu_sin_m0702DNAの二重螺旋型の構造をモチーフにしたメタボリズムの建築都市計画スケッチ画は拝見していましたが、模型でみるのは初めてであり、その迫力と説得力には驚きでした。
湖上の各住宅郡を繋ぐ都市道路と各住宅郡が十分な自然採光を受け、サスティナブルに再生可能なレイアウトになっている様子が一目でわかりました。

Kokuritu_sin_m0703今から40年以上も前のアナログの時代にこのような提案をされていたわけですから、黒川紀章氏の創造力に卓越したパワーを感じました。

都市の自然との共生を重視し、再生可能な都市計画であるメタポリズムが思想の原点であり、衰えないそのパワーが今の彼自身を支えている様な気もしました。侍姿の写真が飾られていましたが、相変わらず頑固な表情です。

Kokuritu_sin_m0704一方、企画展『20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―』では、コルビジェの静物画を拝見することができました。ポップアートでカラフルなデザインで著名なアンディ・ウォフォールのモノクロの大きな絵画もあり、これまた、意外な出会いに感動でした。開かれた「新しい場」がコンセプトの、国立新美術館。今後の企画展や公募展も楽しみです。

Kokuritu_sin_m0705

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