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January 28, 2007

建築業界の信頼回復に兆しはあるのか?

2007年になっても建築業界には、暗いニュースがなんて多いことか・・・。先日アパグループの京都市内ホテルの耐震強度が偽装されていた問題などは再びあきれた事件のひとつです。

約1年ほど前にあれほど姉歯氏の耐震強度偽装が社会問題になったのにもかかわらず、同様の自らの偽装に全く自責の念がない水落建築士にはあきれる。歯切れの悪い偽装を認める発言や謝罪なのか否かはっきりしない言動には腹立たしさも感じます。もはや建築士にはいわゆる「士業」たる権威は無くなってしまったのが、社会的印象である。同じ建築士として情けないですね。

Genba0701_1一方、土木工事中心であはあるが大手建設会社による官制談合の報道も絶えない。各ゼネコンが談合の根絶を宣言して1年にも満たない時間内に報道される数々にもあきれてしまいます…。

そんな最中、日経アーキテクチャーでは「2007年問題」を話題にした建築業界の技術の伝承への不安が記事の中心となっていました。各企業では必死になって団塊の世代を活用したり、技術マニュアルの作成をおこなっている様子です。私の経験では、建築技術はマニュアルや一朝一夕では伝承されないものであると確信しています。

マニュアルどおりに実践するのは『技術』ではなく、マニュアルから外れたときにどのように問題を解決し対処していくのか、またその問題を再発させない様に工夫する対処をおこなうことそのものが、本来の『技術力』のはずです。

それが、あわてて技術伝承とばかりにマニュアル作りやとりあえずの人材確保のに翻弄している様も、やはり情け無さを感じます。『技術力』を育てるためには、日々の研鑽が必須であり、努力により『技術』の勘が磨かれ『力』がつくのである。

様々な問題を抱え揺れる建築業界。この調子では、建築業界の全体への信頼回復に兆しはあるのか?はなはだ心配である…。まずは、自分の身辺な者への技術伝承と士気向上へに貢献していくとするか。

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