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November 27, 2006

武蔵野の木造建築が消えてしまっている…

中央線に乗って気づきましたが、三角屋根の古い木造建築駅舎であった中央線国立駅の駅舎が取り壊されてしまっていたんですね。中央線三鷹~立川間の高架化事業の妨げになるとして。時代のニーズに伴う交通網としての社会基盤整備のためとは言え、あの三角屋根に親しんできてきた地域の住民の方々にとっては、さびしいものがあったことでしょう。

国立駅は大正5年に建築された現存する2番目に古い木造駅舎だったそうです。また、竣工当時のデザインは多くの駅舎建築に影響を与えたといいます。再建可能な主要部材は保存された様子ですが、

一方、吉祥寺の入母屋造りで知られる焼き鳥屋の「いせや本店」も今年10月に取り壊されてしまっいます。こちらのほうは、私にも思い出があります。幼いころ家族に連れられ買い物帰りに食事で食事をしたものです。焼き鳥のタレの香りが染み付いた様な木製カウンターと丸椅子が印象的でした。また、おいしくて必ずといっていいほど帰りにお土産に何本もの焼き鳥をもって帰ったのを覚えています。

数年ほど前、花見時期に家族で食事をしたのが最後だったと思うとちょっと寂しくなりました。新しいお店は再来年の8月に賃貸マンションを上階に背負ったカタチで建て直すとのこと。瓦屋根と大きな提灯の面影をできる限り残しす様子ですが、きっとこざっぱりしてしまうのでしょうね。あのモクモクと立ち上る炭焼きの煙は、空調設備の導入で無くなってしまう気がしますし…。

いずれにしても、風情ある武蔵野の象徴であった木造建築が無くなり、晩秋にちょっとノストラジックさを感じてしまいました。

参考WEB:くにたち

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November 26, 2006

SKY OF THE TOKYO(浅草)

Asakusa_waterfrontすっかり馴染んだ浅草のこの風景にも、5年後にはすみだタワーが写りこむことになります。

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November 25, 2006

新東京タワーのデザイン決定で注目される人々…

新東京タワー:すみだタワー関連のニュースが話題となっています。最新では、デザインが決定されたというニュース。
早速「すみだタワー」ホームページをチェックしてみると、いつのまにか前よりもずっと充実されていました。特にムービーやスライドショウが用意され、ビジュアル的にかなりパワーアップされています。

Sumeda_towerデザインは、日本刀の持つ「そり」や日本建築意匠の「むくり」を外観に反映させているそうです。また、「五重の塔」の免震構造に対するポリシーを現代風に受け止め「心柱」を軸とする構造に設計されているとのこと。周知のとおり安藤忠雄氏と彫刻家の澄川喜一氏がデザインの監修をしていますが、国際社会を意識した「ニッポン」をアピールしたカタチということでしょうか。

来年からは日建設計が実施設計に入りデザインが具体化され、2008年に着工の予定をしているとのこと。概ね500億円の事業だそうですが、やっと本格的に動き始めた感があり、今後ますます注目されることでしょう。一方、約610mもの高さで世界一となる東京のシンボルタワーに少しでも携わろうと不動産・建設会社のトップが「安藤詣で」をはじめている様です。

確かに、21世紀における初めての注目される社会基盤整備ですし、2016年のオリンピック誘致のための再開発事業も絡んでくる話ですから企業にとって熱が入るのは当然かもしれません。

でも、プロジェクトXじゃぁ無いけれど、新東京タワーを建設するにあたって、どの建設会社であろうと一般庶民にとってはあまり関係なく、花形と思うのはやはり鉄骨の建て方に選ばれる“鳶工の親方”でしょう。

今、第一線で活躍されている鳶工職人にとって、何でもデジタル化されていく時代のなかで、アナログ的で実直な仕事の大切さを見直すためにも、この事業に携わることは大きなチャンスかも知れません。また、鳶職人は誰よりも先に高いところから東京の見たこともない景色を見れるわけですから羨ましい限りです。早く鳶職人たちのあざやかな鉄骨建て方のさばきを拝見したいですね。

具体化していく新東京タワーの話題がだんだん盛り上がってきますが、今後それに携わる様々な方々もクローズアップされてくるでしょう。絶えない談合ニュースでダークイメージの建設業。鳶職をはじめとするガテン系の人間力で、建設事業の悪いイメージを払拭してほしいものです。

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November 23, 2006

展示場の賢い廻り方

東京ビッグサイトで開催されているJAPANTEX2006IFFT2006を観てきました。といっても午後から出かけたことと興味あるブースで多く問い合わせをして廻っていたこともあり、時間が足らず観きれませんでした…。明日か明後日また出向くこととしました。

無駄な労力をなくす為、こうした大きなイベント慣れしている方は、キャスター付きのバックで展示をみて歩く様です。今回も多くそのような方を見かけました。出張時にビジネスマンも最近利用していますが、キャビンアテンダントが颯爽とひいているコンパクトな黒のバックのタイプのヤツです。

各ブースの資料をたくさんもらって帰るためで、大変賢い方法だと思います。いろんな展示の資料を持って帰るためには、実はかなりの量になってしまいます。また各ブースでいただく資料は、知らず知らずにどんどんカサバッテしまうもの。

すべてのブースを十分に観て廻れるわけではないから、賢い展示場の廻り方だと思います。名刺を置いてきて気になるブースの企業に後から資料を送付してもらう方法もありますが、闇雲に名刺を置いてきてしまうと必要以上の資料が届けられてしまう場合もあり、かえって処分に困る場合もあります。

興味のある企業ブースの必要な資料だけをピックアップするのが、あとから整理するにしても効率的です。キャスターバックの威力、なかなかのものだと思います。特に遠くから展示場に来る方は必要アイテムを言ってもいいかもしれません。様々なイベントに応用できますし…。

ともあれ、肝心のAPANTEX2006とIFFT2006の内容は盛りだくさんでした。改めて各インテリア企業の最新アイテムを一同に観たり、レベルアップしグローバルに普及しつつある東南アジア中心とした国際家具について汁には、持って来いの場でした。また、やはりホットプレイスとしては、デザイナーの最新アイディアや異色のコラボによるアイテムを展示した「IPEC21」。新鋭のデザイナー達の元気のよさが目立ち、今後の活況の原動力になるような気がしました。

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November 21, 2006

住意識の高い「プロの消費者」という考え方

住環境について、近年おおきな関心が寄せられている手ごたえがあります。昨年取り沙汰されたアスベスト問題や構造偽造問題とそれに対する業界の専門的な対応だけでなく、住宅購入者の目も厳しくなっており、その対応はかなり専門的で高度なものになっている場合があります。

第三者による監理者を同行して検査をしたり、自身でもインターネット等を利用し範例や詳細のデータを提示するなど、「家づくり」の消費者の心構えは、およそ2年前くらいとはまったく変化しています。明らかに消費者の「住環境」に対する関心は高くなっています。

また、雑貨やインテリアに始まり、自由でおおらかなデザインと技術が融合したソフトな建築文化を消費の市場で形成されつつあるようにも思います。

考えてみれば、「消費者」という立場では、個々人が自身のライフスタイルに対してコダワリをもって暮らしているのであれば、そのコダワリのある「消費生活」において生活者は一種の「プロ」です。

そういった「建築」「住宅」に対して意識の高い人たちの意見を吸い取り、専門家とコミュニケートしながらワーキングを行う「場」が広がりつつある兆しがあります。その一例が、コスモスイニシア「ココラボ」事務局が主催する『COCOLABO』です。

大学の研究者と生活者とをつなぐ「プラニング コラボレーション」としてワークショップの位置づけで開催されます。まずは、今月の25、26日に新宿パークタワーで開催されますが、具体的にどのような建築空間が提案されるか興味深いところです。

「みんなで住む楽しさを知ろう」「体の向きで家をつくろう」「10年後の住まいにタイムスリップ」という3つのテーマが設定されており、参加家族とそれぞれ横浜国立大学、東京工業大学、共立女子大学の研究室メンバーが共鳴し合ってテーマに挑むことになっています。

それぞれのライフスタイルにあった発想豊かなものが創りだされそうで、家族で参加型のワーキングから出力されるものに興味津々です。ほかにも大学の研究室側がワーキングスタイルの住環境整備を進めている例が見受けられますが、今後産学連携のワーキングスタイルは多くなっていくのではないでしょうか。

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November 16, 2006

「知足」の心を演出する小宇宙

先日、新聞記事の広告に龍安寺の蹲(つくばい)のことを取り上げたものがありました。
徳川光圀が寄進したと言われる『吾唯足知』(ワレタダタルヲシル)と書かれた石造りの手水鉢です。

Tsukubai_1古銭の様な形をしたもので、中央に四角い穴が開いています。その四角い穴で手水が取れるようになっていますが、その穴こそ「口」の字を示しており、四方に「吾」「唯」「足」「知」という字をあしらいデザインされており、そこに小宇宙の存在を感じさせる蹲です。(イメージが沸かないかたは、こちらの判りやすいWEBを参考にどうぞ)

『吾唯足知』の意味は、「知足」の心をあらわしています。新聞広告記事を代用いたしますと、「知足のものは、貧しと言えども富めり。不知足のものは富めりと言えど貧し。」と説いています。要するに物欲に溺れることなく、心豊かに暮らせよ、というものです。

私の場合、バブル期に坪350万円ほどもの予算で東京赤坂の料亭の施工に携わっていた若い時分、この蹲と初めて出会いました。もう15年以上も前のことです。工期が厳しく竣工間際の深夜にこの蹲の施工を行いました。坪庭に据え付けたのは、だいぶ年配の造園職人の親方で、「お前さん、この蹲の意味を知っているかい?」と尋ねられ、その意味を作業の終了する明け方前にじっくりと教わりました。今どうしているのかわかりませんが、その親方のことを思い出したいへん懐かしくなりました。

思えばこの1年間ほど、マネーゲーム化ともいえる株の取引をめぐる事件やM&Aの時事問題がたくさんありました。また、さまざまな企業の不祥事から、コンプライアンスを重視する経営が主流となっていることは言うまでもありません。坪庭の空間にひっそりと水を湛えて潤うこの蹲の意味するものは、俗世間から離れた哲学的な世界です。まさに禅の世界にふさわしいものです。

四季にあわせて変化する自然の風景とは異なり、ただひたすらにドッシリと構える蹲。水面に四季を写すことはあっても、蹲そのものに四季にあわせた変化はありません。蹲と苔から連想する、しっかりとした座標を持った自身に存在のあり方を知る意味の大きさに気づかされます。日本庭園の空間演出手法の奥深さを知ると、庭を見る目もなかなか変わってくるものです。

※写真は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より拝借しました。

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November 12, 2006

発想豊かな若きデザイナーたちのイス(4)

Case_chier脚のところをガラスケースにした椅子。
気分次第でいろんなアイテムで室内を飾れそう…。








Newspaper_cheir昨年も新聞紙の作品がありましたが、進化型でしょうか?
兆番でつながっていて自由な平面で使用できます。







Taiko_cheir_1少し傾いていてくるくる回りながら座ることができる椅子。
小さい子供が喜んで遊びながら使う様子を想像してしまいます。







Deko_bench座るとちょっとお尻が痛そうなベンチ。
でもインテリアオブジェとしてはいいかも…。








みていて発想が豊かなのに本当に驚きます。いろんなチャンスを活かして広く活躍することを期待します。

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November 11, 2006

発想豊かな若きデザイナーたちのイス(3)

Muku_conゴロロンとした重量感のある無垢さが
不思議と親近感を与えてくれます。









Asiato時折よくある愛嬌のある現象をデザインにしてしまった敷石。
遊び心でガーデニングができそう。








Line_kabocha細い曲線をきれいに上下に丸くまとめたチェアー。
実はつくるのにかなり技術的に難儀であったと思います…。







Nailchairシャープなラインが素敵。
シンプルモダンなインテリアに
合いそうな椅子。

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November 10, 2006

発想豊かな若きデザイナーたちのイス(2)

Eco_tableエコマークをデザイン化したテーブル。
不安定そうな脚をフレキシブルに動かせるのがいい…。








Hitogata_cheir人型の椅子。横でも縦でもしようできる。
白と黒のインパクトのある作品。









Mitsubisi_ceir1ユニットの三つ菱型を寄せてつくる椅子。
任意な組み合わせで楽しく使えそう。




Con_bench質素な何気ないコンクリートのベンチだけど、
周りに黄色いコスモスをあしらっている感性に好感。

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November 09, 2006

発想豊かな若きデザイナーたちのイス

一週間が過ぎてしまいましたが、「100% DESIGN TOKYO」での未来のインテリアデザイナー:学生たちの作品で印象に残った作品を掲載してみます。

Haertbench雨上がりにハートマークの水溜りができるベンチ。
なんとも詩的…。





Whoelecheir鯨の尾のアーティフルな椅子。
センスがいい。









Manhole_benchマンホールを打ち込んだベンチ。
ストリートファニチャー?移動はたいへんそう…。








Smile_cheirスマイリーなペアチェアー。
仲良し兄弟に使わせたい。

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November 08, 2006

デザインユニットの有望性

「100% DESIGN TOKYO」での醍醐味は、やはり出会いではないでしょうか。デザイナー達にとって出展者として有名一流企業が肩を並べることは大変こころ強いことですし、スポンサーとしても存在していることはビジネスチャンスの可能性もあり、年を重ねるたびに元気のいいイベントになっていく様な気がします。

なかでも最近は単独でデザインを発信するのではなく、仲間と組んで「デザインユニット」を結成し、活動する動きが目立ってきています。

思えば一人でデザイナーとして他企業に対して情報発信し活躍の場を得るよりも、デザイン志向や気の合う複数のデザイナー達が出資しあったりすれば、出展の際のコストリスクや企業との折衝ごとについてもリスクを軽減するこのが可能です。

「デザインユニット」として効率よく分担して運営していけば、普段デザイナー達は自身の仕事で活躍することもできますし、学生であっても言い訳です。そういったデザイナー達が集まった「デザインユニット」は今後爆発的に増える気がします。デザイナー達にとては出資者をみつけやすいですし、企業にとっては若い人たちや優秀で感性の高い人材確保にもつながるでしょう。

デザインユニットの例としては、「+d」は既にもう有名ですが、今回のイベントで「MONOS」とインテリア&デザインポータルサイトの「id」の存在が気になりました。「MONOS」のアクリル削りだしのペンダント照明はきれいな曲線のシンプルなデザインが印象的でした。双方共に立ち上げたばかりの組織ですが、大きな期待があります。

もっと身近な生活空間にデザインを楽しむライフスタイルが、どんどん定着しメンタル的に豊かにより暮らすことができるといいですね。デザインユニットの有望性を感じました。

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November 07, 2006

あらゆる素材をガラスで演出

「100% DESIGN TOKYO」で建築材料で興味をひいたのがHALE社のラミネートガラス。使い勝手次第で可能性が多岐にわたると感じました。

あらゆる素材をガラスでラミネートする技術を備えたオーストリアのガラス建材メーカーです。素材的に外部や汚れの激しい空間など使用が不可能であった素材が、ガラスでラミネートすることでその可能性を格段に広げています。

Hale_1
インテリアや照明はもちろんのこと、意外な素材でラミネートしたガラスを外壁ファサードに用いたりすることが可能になると思います。木や紙の素材質感を活かして外壁を作り出すなんてことも可能であると思います。

また、手触りや安全性の面からあまり水まわりに使用されなかったエキスパンドメタルなども、こういった加工を施した製品を使用することで、クールでおもしろい空間を演出することができるでしょう。

されには、強化ガラスや曲面ガラスと併用すると、もっともっと空間演出の可能性が広がるでしょう。注目しておきたい建材です。

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November 06, 2006

シルエットを魅せる照明

文化の日をはさんで、様々なイベントに参加してきました。やはり、熱さを感じたのは、「TOKYO DESIGNER'S WEEK」の「100% DESIGN TOKYO」。老若男女、国際交流も含めて多くの方々と交流できました。

Adam_frankデザインアイテムで興味をひいたのが、壁に映る光と影を演出する明かりを提案している2つの事例でした。スワロフスキーのクリスタルカットを照明にりようしてた「マックスレイ」とAdam Frankがデザインした「LUMEN」。

「マックスレイ」は、天井や壁面にクリスタルを通して陰影を写すシルエットが美しい。優雅な空間や上品な空間を演出する時に是非用いたくなります。

一方、「LUMEN」は、繊細にカットされたステンレス製のプレートを持つオイルランプ。木のニューヨークのMOMA美術館でも販売されているというからデザインの洗練性はお墨付き。

最近、LEDを用いた直接照明が多くあるため、天井や壁に柔らかな影を落とす照明にちょっとした忘れかけていた感動を覚えました。

■日本初上陸■ 全米で話題騒然!最新型デザインオイルランプ Lumen - Pine -

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