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September 11, 2006

衝撃の建築化照明への誘い

インゴ・マウラーの作品との出会いは、数年前に軽井沢で仕事をしていたときの休日に軽井沢高原教会の聖堂で、でした。

毎週日曜日に行なわれるミサのゴスペルに感動しつつも、やさしい木造空間に2本のステンレスワイヤーにステンレス棒が一定間隔ではあるものの、無造作ににハロゲンランプが載り、それが輝いているのに驚きました。

不思議でたまらなくゴスペルを聴きながらも、ずっと上部の空間をずっとながめていました。
どうやってこの照明は、電気を受け発光しているのだろう…。漏電や感電はしないのだろうか?と…。
天井の高い聖堂でゴスペルを歌う者たちを照らす照明は、必要最低限の高さを保ち無駄のないすっきりとした空間をつくりだすのに、完璧に選択された照明で、衝撃的でした。

これが、ヤ・ヤ・ホ(YaYaHo)とうインゴ・マウラーの作品を初めて見たときの印象です。
当時はいろんな電気屋に出かけては探すもなかなか見つけることが出来ませんでした。今では店舗や住宅のリビング用の照明にも使われる程、普及する様になってしまいました。

次に、インゴ・マウラーの作品との衝撃的な出会いだったのは、今年の春です。それは、表参道ヒルズのとある店舗で、何でもない透明ガラスの中に散りばめられた米粒ほどのクリアブルーのLED照明が一面に光っているのに驚きました。どうして!!電線も無いのに板ガラスの中でLEDが光るの!?まさに魔法としか言わざるをえません。

混んでいるさなか、用もないのにショップのガラスだけジロジロ見るのも少々勇気が要りましたが、どうしても仕掛けがわからない…。軽井沢高原教会の出会いよりも、もっと衝撃的でした。誰が考え出したんだろう…。ずっと思いっていました。

やはり、その照明の発明者はインゴ・マウラーでした。ドイツが生んだ建築化照明デザインの巨匠、かつトップクリエーターです。

Exh74_top2そのインゴ・マウラーの素晴らしい照明作品の数々の展示企画が開催されています。9月18日(月)までですが、東京オペラシティアートギャラリーで「光の魔術師 インゴ・マウラー展」と題して開催されています。

やはり、私としては最新の技術であるガラスとLEDで作られたテーブルと椅子は必見だと思います。(表参道ヒルズのショップで使われているガラスと同仕様のインテリアバージョン。)暗い展示室の中で神秘的に光るテーブルと椅子に実際に触れ、座ることも出来ます。よーく見るとガラスの中で光る仕掛けを少し知ることが出来ます。

仕掛けは、合わせガラスになっていて、ガラスとガラスの間にLEDがはさみこまれています。ガラスには、よく熱反射ガラスなどに使われている酸化金属皮膜が施され、ガラスの表面に弱電流を流し、LEDを光らせているのです。

インゴ・マウラーの開発したヤ・ヤ・ホの高圧電流を8V程のまでの電流に下げステンレスワイヤーを通じてハロゲンランプを発光させる技術が、今回ガラスとLEDに応用されている訳です。

これほど衝撃的に建築と照明との関わりを密接に知らしめた方はいないでしょう。インゴ・マウラーの創造力とデザイン性、アート感覚に、ただただ感動です。

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インゴ・マウラーの原点、初作品。

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現代アートの巨匠、アンディ・ウォーホールの描いた
キャンベルスープをインゴ・マウラーが現実化

2003年 限定特別仕様 Uten.Silo2 Chrome Vitra Design Museum社製
インゴ・マウラーの夫人ドロシー・ベッカーによりデザインされた、
壁掛式もの入れ「ウーテン・シロ」


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