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August 26, 2006

防災に対するアナログ的体験のすすめ

このあいだ映画「日本沈没」をみてきました。大きなスクリーンで観る日本沈没の映像が印象的でした。

防災の日が近づいていることもあり、やはり大地震の映像から防災への関心がますます高くなってきているのと、昨年来の姉歯建築士を発端とした構造偽造問題からも、その関心は国民的なレベルとなっているのを実感します。

でも、「日本沈没」ではSF映画という先入観とキャストのカッコよさから、その映像から防災に対する危機管理意識は残念ながら強く沸き起こらないかもしれません...。

建築に携わる技術者としては、防災に対するアナログ的体験として是非おすすめしたいのが、「人と防災未来センター」での体験です。なかでも防災未来館『1.17シアター』での映像体験と震災直後の破壊された町並みを再現した実物大ジオラマが凄いです。

こちらは、1995年1月17日に発生した『阪神・淡路大震災』の実経験をもとに作成されたものですから、映画で感じる地震の怖さの50倍以上はあるでしょう。また、そこから感じる防災意識は、阪神・淡路大震災を体験していない者でも、かなり高いレベルの防災意識が脳裏に焼きつくと思います。

「人と防災未来センター」のWEBでは「阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に継承し、国内外の災害による被害の軽減に貢献する」として施設様子が詳しく紹介されています。大地震の再現映像の一部もそこで確認できますが、こうした体験は、是非施設でアナログ的に学習したいものです。

こども達に対してもわかりやすく、阪神・淡路大震災の恐怖体験をしてもらう一方、防災に対しての対策や情報を提供している施設です。防災に対する意識力、危険予知力が高められるのではないでしょうか。

一方、NPO法人「東京いのちのポータルサイト」の活動でも「人と防災未来センター」の作成の「5:46衝撃映像」のダイジェスト版が紹介されています。6月17日に開催された「第4回耐震フォーラム」にも出席しましたが、やはり紹介されていました。

東京いのちのポータルサイト」が主催する「耐震補強フォーラム」で指摘している防災に対する活動も注目されます。その趣旨概要は、阪神・淡路大震災発生時の最初の14分間で96.3%の方々が亡くなったデータと、死因は、窒息、圧死、全身打撲など、住宅の倒壊が原因であるデータを重要視し、住宅の耐震補強をすすめていることです。倒壊による被害の減少を説く一方、火災の発生原因を抑えることを強く主張しています。

大災害は経験したくありませんが、地震は防ぐことはできません。でも地震を起因とする災害を最小限にとどめる工夫は、地域や街、それに個々人の意識からでできると思います。悲しい本当の災害に遭遇するまえに、防災意識を高め「人と防災未来センター」等でのアナログ的体験をしておくことをお勧めしたいです。

人と防災未来センター」 : http://www.dri.ne.jp/
東京いのちのポータルサイト」 : http://www.tokyo-portal.info/index.html

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