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July 31, 2006

建築卒業設計の仕込み時…。

近年、建築学科学生の卒業設計が面白くなってきている。その熱さの発端ともいえるのが、卒業設計日本一決定戦である「せんだいデザインリーグ」。

都市・建築デザインのプロを目指す全国の学生の卒業設計を一堂に集め、藤森照信審査委員長をはじめ建築家の方々を審査員に迎え、卒業設計日本一を決める大会として。コメンテーターには建築家の阿部仁史氏も加わっています。

その大会で昨年度見事に最優秀賞を勝ち取ったのは、ほとんどが手書きによる作品「積層の小学校は動く」を描ききった中田裕一氏(武蔵工業大学)。CADが氾濫するなかで、良くぞここまで書いたとう感じ。残念ながら現物を拝見していませんが、雑誌や書籍から紹介されている作品からは、彼の建築に対する情熱を感じることが出来ます。ちょっと「ハウルの動く城」を思わせるデザインではありますが…。

また、リビングデザインセンターOZONEでは、建築・デザインなどの分野の大学等の卒業制作展・研究発表展の開催に向けて、2007年3月の1ヶ月間、会場のお貸し出しをするとして、出展者を募集しています。

会場はリビングデザインギャラリーで、数多くの若手デザイナー、建築家、クリエーターの活動を支援する展覧会場として親しまれた場所です。さらには、OZONEでは出展団体(学校)情報を自社媒体へ紹介するほか、テレビや新聞、専門雑誌や一般雑誌などのさまざまなメディアへ、広報活動をご協力するといいます。

建築を学ぶ学生にとっては、チャンスが広がっており大変うれしいことです。またこういった機会を利用し、国際的な若手クリエーターがどんどん育っていってほしいものです。人が豊かに暮らせる3次元の空間を創り出す生みの辛さと楽しさを大勢の仲間と感じあえるのは、大きな財産になると思います。

思えばどの大学でも夏は卒業設計の仕込み時期。私もかつて卒業設計と懸命に格闘していた時期を思い出します。当時はやはりCADなど無く、すべて手書き。眠い目をこすりながら腱鞘炎になるくらい製図ペンでカリカリ図面をひいていました。

実は「せんだいデザインリーグ」の審査員の数名の方々が、実は私の少し上の先輩で、当時多くの指導を受けました。現在の先輩方の活躍も頼もしく、また嬉しく感じると同時に感謝の気持ちでいっぱいです。

今の学生は様々な道具やネットワークに恵まれた環境で広く自分の卒業設計を発信する機会があり、うらやましい次第です。鉄は熱いうちにうてとよく言いますから、今の建築学生にこのチャンスを是非活かしてほしいです。

また、シニアのイカサマ建築士やペーパー建築士が世の中を闊歩する中、しっかりとした技術的なノウハウの実力もつけ、将来に向かって羽ばたいてほしいものです。将来の日本の建築業界に大きな光を投じることを期待します。

卒業設計日本一決定戦official book  卒業設計日本一決定戦official book

卒業設計で考えたこと。そしていま  卒業設計で考えたこと。そしていま

卒業設計で考えたこと。そしていま(2)  卒業設計で考えたこと。そしていま(2)


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