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June 24, 2006

SKY OF THE TOKYO(目白)

Stcatedral東京カテドラル聖マリア大聖堂。
1964年の丹下健三の代表作。

外装は写真でよく知られている様に曲線美の美しい金属板の仕上げですが、内部はコンクリートの打ち放しが主体となっています。3次元的な空間をつくりだすためにコンクリートの型枠は短冊状のものが用いられ、丁寧にカタチを形成した様子が、聖堂内の空間から見受けられます。

また、よく見るとコンクリートを打節したときの跡も見られます。コールドジョイントといわれるものです。難しい躯体をつくるのにあたり、かなりの時間をかけてつくられた息づかいが伝わってきます。施工当時は、コンクリートのポンプ車は恐らく無かったでしょうから、外部足場から一輪車で施工したのでしょう。想像するに、ものすごいパワーを感じます。

さらに驚くのは、コンクリート打ち放し仕上げ特有のPコンが、聖堂内は極端に少ないことです。Pコンは、コンクリートの型枠精度を保つ為のセパという金物と併用して使われる金物。どのように3次元空間の型枠を形成したのか、興味深いところです。施工時は大空間に縦横無尽に支保工が架けられていたのでしょう。

聖堂の内部空間は撮影禁止のため、残念ながら写真ではお伝えできませんが、この空間から受けるアナログ的感覚は、今の時代に不足している何かを感じさせてくれます。

教会の持つ神聖なるパワーと建築のものづくりにこだわるパワーとが重なって、聖堂内では茫然として鳥肌がたちました。建築の仕事に携わっていますが、ちょっと今スランプ状態。建築のものづくりの原点を感じたいと思い、ここに訪れましたが、元気を戴いた気がします。

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