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May 22, 2006

建築的にもみどころ満載!ダヴィンチ・コード(2)

醍醐味といえば、世界遺産の「ウェストンミンスター寺院」も、『ダヴィンチ・コード』の舞台となっています。イギリス中世の大規模ゴシック建築で、現在でも英国王室の戴冠教会として冠婚葬祭が行なわれる格調高い寺院です。中には歴代の英国王室や政治家のお墓が並んでいます。アイザックニュートンのお墓以外にもイギリス代表の偉人たちが眠っているそうです。

でも、映画の撮影に関しては寺院からの許可が出ず、実際には、リンカーン大聖堂でロケ撮影が行なわれたそうです。大空間で荘厳な聖歌隊席を大きなスクリーンで観たかったですが、残念です。

教会では、ラストシーンの舞台となっている「ロリスン礼拝堂」が見ごたえがあります。『ダヴィンチ・コード』の公開に伴い、各TVが特集番組を組んでいますが、どの番組でもこの教会は暗号の謎解きとして、欠かせない存在となっています。

というのも、この教会のあらゆる箇所の彫刻がすごいからです。ダヴィンチが唱える黄金比で構成される大きな十字形平面の建物は、石の深い彫刻があらゆるところにされており、見事です。公式WEBサイトからもその様子が伺えます。

特に、この小説でも取り上げられた石のアーチ型の天井に刻み込まれた正5角形の星型の模様は実在します。また、他にも花や鳥の装飾的な模様もあります。深い彫刻がされた丸柱も有名です。それらが何かを訴えている様子で、さながら教会全体が本当に暗号文の様です。

他にも聖杯の在り処を示すキー・ストーンの隠し場所として「サン・シュルピス教会」が映しだされますが、この教会は、ネオ・クラシック様式の教会で、パリでも最大級です。歴史的には、1799年クーデターの直前、ナポレオン・ボナパルトがこの教会で祝宴をおこなっていることでも有名です。

由緒ある歴史的な舞台で繰り広げられる『ダヴィンチ・コード』。謎解きも重なって、しばらくブームが続きそうですね。でも、振り返れば小説とは言え、良くぞ原作者のダン・ブラウン氏はよくここまで調べ抜きまとめ上げているといった感じです。これだけ映画の話題で世界中が熱くなったことは、他に類をみないのではないでしょうか。

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