« March 2006 | Main | May 2006 »

April 30, 2006

GW、住宅展示場が熱い!

大型連休が始まりましたが、新聞各紙でハウジングメーカーの広告が多く目につきました。3月に発表された量的規制緩和より、住宅ローンの金利も引き上げもその対象の例外ではありません。そのせいか住宅需要もジワジワと上がってきているようです。石油価格の上昇もから、建材の値上げも予想されることから、早めに自己の住宅投資をしてしまおうと考えている方が多いのかもしれません。

そういった動きに対してゴールデンウィーク期間に顧客を掴もうと、各住宅メーカーの受注合戦が勃発し始めているのかもしれません。こどもの日もあることから、こどもへの配慮も、様々なサービスを準備し熱の入れようが大変な様子が伺えます。

一方、新聞広告で目立った内容は、やはり耐震偽装の社会問題の影響か、地震に対する構造についてでした。自社の提供する住戸の安全性を主張するために、実大の耐震実験をおこないその結果を解説しいる広告もありました。大変わかり易く、説得力のある広報です。かつてこんなにも技術的な話題で広報してきたことはなかった現象です。

お近くの住宅展示場でも各住宅メーカーも、いままでにない地震時の関する話題提供をしてくれるでしょうから、住宅仕様の違いを勉強するうえでは、このゴールデンウィークはいい機会なのかも知れません。モデルハウスを観ることで最近のライフスタイルも実感でき、(各住宅メーカーの皆さんにはチョッと失礼ですが、)なかなか面白いのではないでしょうか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 28, 2006

耐震偽装の真相解明と対策はこれから

26日に一斉に姉歯元建築士をはじめとして耐震偽造事件にかかわった8名が逮捕され、昨日送検されました。発覚から約5ヶ月もの歳月が経過してしまいました。耐震偽装そのものを行なった姉歯氏は当然刑事責任を追及されでしょうが、他の逮捕された関係者への責任追及は、実はなかなか困難なのではないかとも想像できます。

というのも、一斉逮捕の容疑は建築士の名義貸しや架空増資、それに粉飾決算であるからです。耐震偽装そのものの容疑については、一斉逮捕によってそれぞれ容疑者からの供述をとり、本題の事件については効率的に真相を聞きだし、解明に導こうとすることを目的ではないでしょうか。

でも、容疑者たちが当時、耐震偽装についてどこまでの認識を持っていたか?とか姉歯氏への関わり方を客観的に追求するのは困難なことかもしれません。具体的な指示や検査の対応について、当時関わった者たちにとって少しずつとらえ方に温度差があった様ですので、それをどのように客観的に評価し、刑事事件としての容疑や民事的な責任を追及していくかを想像すると、まだまだ時間がかかることでしょう。

一方、民事的な責任追求は具体的には進んでいないのが実情です。まだ多くの行き場を失った住人や大きな負債を負った住戸ユーザーやホテル事業者たちが、憤りと戸惑いを抱えています。耐震偽装対する国の助成方針も固まった状況ですが、これで一件落着という状況ではありません。発注者や購入者としてのリスクもありますが、可能な限りの救済処置が必要だと思いますし、まだまだ注目いく必要があります。

建築業界のよくも悪くも分業化され、あいまいな契約や仕様決定と施工のプロセスが交差している点が慣例化している状況にもメスをいれ、絡み合った糸をひとつひとつほぐしていくように原因追求をしていくことが必要でしょう。当然この事件は、検事や司法にまかせておけばいいものではありません。建築業界自らの体質が起こした事件といっていいでしょう。建築業界が自らが当事者の意識を持ち、それらに真摯に取り組み、再発防止の方策に取り組むことが必要です。

現在、耐震偽装の再発防止の為、法改正の格子が具体化されてきましたが、まだまだ時間をかけて議論を展開させることが大切だと感じています。現行の建築基準法において、「建築主」「設計者」、「工事施工者」の立場と使命は広義にしかとらえていません。さらには設計者は、実態にあわせて、構造・意匠・設備それぞれ設計の立場、役割を明確にすべきでしょう。

また、契約約款等にしか明文化されていない、「監理者」、「検査者」の立場と使命についても整理し、基準法にて具体的に定義づけ、当たり前の責務を各々立場の者がまず実践するべきではないかとつくづく思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 23, 2006

『個』の文化を先取りする日本クラフト展

本日から5月2日まで、丸ビルホール(東京駅丸の内口)にて第4回日本クラフト展が開催されます。
物質的な生活環境の『豊かさ』を求める時代から多様化、複雑化するライフスタイルは『個』の時代へ進化しています。そんな社会背景において、クラフトデザイン文化の向上と、次世代のクラフトマンの育成などを目的として、(社)日本クラフトデザイン協会が主催するクラフト作品の展覧会です。

全国のクラフトや伝統産業に携わる生産者・デザイナーや学生など幅広い層からも支持され、取り扱われる作品の素材も日本文化を感じさせる鍛鉄、竹、陶磁器などがあり、作品数は全部で1000点程とのこと。日本の工芸を広く世界に発信する上でも期待したい展示会です。

最近、都会生活の居住空間に和室が少なくなっていると聞きます。ライフスタイルに欧米化がすすんでいますが、こうした日本伝統のクラフトを住空間に取り入れた生活が見直されてきている気がします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 22, 2006

フランク・ゲーリーの曲線美が宝飾品に

Tiffany_frank_gehry
米建築家のフランク・ゲーリー氏によるデザインの宝飾品が「ティファニー」より今夏に売り出されるそうです。
「トルク」「フィッシュ」「オーキッド」「フォールド」「エクウス」「アクシス」の6シリーズによる100種類以上の魚や花をデザインしたもの。(写真はTiffany&Co.のWEBサイトから)

ティファニーのWEBサイトでは、そのデザインをショートフィルム(8分間)が閲覧できます。そこに登場するフランク・ゲーリーは、とても76歳には見えません。ティファニーのデザイナーと語り合っているフランクゲーリーの溌剌とした笑顔がとても印象的。必見デス。

フランク・ゲーリー氏の主な作品としては、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、MIT ステイタ・センター、ディズニー・コンサート・ホール、そして日本では神戸港のメリケンパークにあるフィッシュ・ダンス等があります。空間に大胆かつ緩やかに曲線美を描く建築家として知られています。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

April 18, 2006

インテリア国内最大級店舗登場!

今月の24日に世界最大の家具小売チェーンの「イケア」が千葉船橋市にオープンするといいます。世界最大というのも、その販売カタログの数は1億4500万部で、25言語48版に及ぶというから驚きです。家具の販売実績のすごさが予想できます。

家具の製造は、約66%がヨーロッパ、約30%がアジア、約4%が北米でおこなわれ、世界55カ国以上に及び、また店舗数も2004年9月末現在で、32カ国に202店舗あるといいます。このほどオープン予定の店舗は、低価格の組み立て家具を中心に販売する一方、日本人のライフスタイルに合わせて約70ものショールームを準備している様子です。家具と雑貨の品数も約1万種を備えているといいます。

インテリアに対する消費者意識が、高級家具志向やデザイン家具志向が強くなってきている背景で、「デザインの優れた機能的なホームファニッシング製品を幅広く取り揃え、より多くの方にご購入いただけるよう手ごろな価格でご提供していくこと」を理念としているイケアが今回日本第一号店を出展することで、インテリア業界にとってかなりインパクトがあることでしょう。ちょっと気になる存在になりますね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 13, 2006

SKY OF THE TOKYO(飛鳥山)

Sibusawatei江戸時代からの桜の名所飛鳥山に建つ渋沢栄一邸。
渋沢邸は、大正時代に清水組(現在の清水建設)の設計施工によって建てられています。
渋沢氏は大正時代の大実業家で、この邸は喜寿の記念に建設された接待用の建物。ですから当時にしては、大変希少な建材を使って建てられています。

構造材には栗の木、外装材は隅部のタイル以外は西京壁が用いられています。さらには、内装材とし、応接室の腰羽目部には萩茎の立簾、暖炉の両側に淡貝を使った小窓等々…。小規模ながら繊細なデザインに当時の成功者の実力をうかがえます。成功者は自分の功績を晩年になると建築物で表現するのは、どの時代も共通した人の想いなのかもしれません。

すっかり東京の桜は散ってしまい、ほとんど葉桜となってしまいました。春のやわらかい日差しに包まれポッコリと建つ渋沢邸。江戸時代からの桜の名所:飛鳥山の木々に囲まれて建つ姿は、当時の品格のある贅沢さを感じさせます。

また、近くに外壁を月出石(伊豆天城産の白色安山岩)で装う渋沢資料館・青淵文庫(旧渋沢栄一邸・文庫)もあり、旧渋沢栄一邸と同様に東京都の選定歴史的建造物となっています。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 12, 2006

アルミ製『海の家』

4月11日付けの日経新聞より、静岡市にあるアルミ製住宅のSUS㈱が今夏、アルミ製部材でつくった『海の家』をレンタルするそうです。

近年、確かにTVドラマや番組、また芸能人の経営する海の家もあって、デザイン性の高いオシャレ感覚のものが増えてきています。数ヶ月前の日経アーキテクチャーでも仮設建築の特集のなかで最近の海の家を紹介していました。実験的に建築学生が構造的な実習や空間作りの演習などの一環として海の家をとりあげている事例も紹介されていた記憶があります。海の家は、静かなブームなのかもしれません。

そんななか、今回のSUS㈱によるレンタルによる『海の家』。時流をキャッチしているような気がします。レンタル料は1平方メートルあたり1ヶ月約1万円とのこと。おそらく運搬費と組み立て解体費は別途料金でしょうから、30坪の『海の家』として、ひと夏の費用として概ね250~300万円くらいはかかるのでょうか?(あくまでも主観的な皮算用です。)

SUS㈱のホームページで確認しようと思ってチェックしてみましたが、この『海の家』についての詳細は掲載されていませんでした。でも、建築からインテリアにいたるまで総合的に洗練されたデザインのアルミ部材の空間づくりを積極的に展開している会社と知り、感激。

WEBからは、いろんなアルミ部材の空間づくりの可能性を感じさせてくれます。また、4月28日(金)~30日(日)に東京ビックサイトで開催のガレージ&ハウジング EXPO 2006に自社主力のアルミ空間製品の「tsubomi」の魅力を披露する様子です。

さて『海の家』については、今夏は10棟ほどのレンタルだそうです。時間があれば仲間と出資しあい、クール&シャープなデザインの海の家でひと稼ぎ…というような“ひと夏の夢”に熱中するのも悪くないかもしれません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 10, 2006

デザイン家具が大人気

新年度がはじまり、先週末のショッピングセンターは活気にあふれていました。学生たちも新学期がやっと始まった様子で、新生活も始まる方も多いと思います。そんな中で必需品の電化製品や家具の準備に大わらわでしょうが、このごろは、やはり個性化の時代を背景として、デザイン家具や家電が大人気です。

デザイン家電やインテリアは、その本来の機能のみではなく、デザインも重要な機能であると、付加価値的要素が認められ創出されたもの。従来、北欧を中心とした輸入のものが多かったのですが、最近ニッポン発のデザインがかなり多くなってきています。

本来の家電やインテリアの機能や性能自身にあまり差がなければ、デザイン重視でつくられたものに消費者の人気は高まる訳です。

また、おもしろいことに、今大人気の液晶TVの影響で、リビングルームでその周辺のインテリアにチョッとした異変が起きています。というのは、すっきりとしたシンプルモダンな液晶TVの外観デザインとあわせたインテリアにプチリニューアルする家庭が意外と多いとのいうのです。(日経新聞3月31日記事より)

テレビラックに始まり、閲覧するためのソファーやそれにあわせたテーブル。また、液晶画面を観やすくするための照明器具やリビングで快適に過ごすためもに必要な細かなアイテムやグッズまで…。照明器具に関しては、発行ダイオード(LED)のスポットライトを付加し、液晶の大画面を観る目にあまり負担のない様に配慮されたものやも登場しています。
松下電工「プロデュースシアター」WEB参照)

ライフスタイルも、休日などにリビングに親しい友人たちを招くホームパーティも人気。今後のリビングルームの必須アイテムは、どうやらデザイン重視のものに人気が偏りそうです。住空間に対する消費者のデザイン意識や生活演出意識が向上しているといえるのではないでしょうか?

| | Comments (1) | TrackBack (0)

« March 2006 | Main | May 2006 »