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January 10, 2006

迫力満点のエンタに徹した映画!

映画『キング・コング』を観てきました。3時間半の盛りだくさんの内容でした。映像とストーリーにいくつかの疑問点はありましたが、なんのその。「これぞハリウッド映画!」と納得のいける迫力満点の映画でした。

やはり圧巻なのは、エンパイヤー・ステイトビルでのラストのシーン。キング・コングの最期の振る舞いが印象的でした。演出を助けたエンパイヤー・ステイトビルはニューヨークの象徴的存在であることは、言うまでもありません。世界恐慌を迎えた後でしたが、希望を捨てずに自由と発展を求めるアメリカ国家の象徴そのものでもありました。

映画のチラシにも紹介されていましたが、エンパイヤー・ステイトビルは1931年に完成されワールド・トレード・センターが建築されるまでの約40年間「世界一の高さ」を誇っていました。またその座を取得するために、同じ時期に建築されたクライスラービルディングとの「世界一の高さ」を競う発注者同士のだましあいの逸話はあまりにも有名です。

エンパイヤー・ステイトビルの設計者はシューリヴ・ラム&ハーモン。クライスラービルディングは、ウイリアム・ヴァン・アレンが設計しました。両者ともアール・デコ建築の代表格です。デザイン的には、クライスラービルディングの尖塔部の形のほうが美しいと誰もが感じると思いますが、ニューヨーカーには圧倒的にエンパイヤー・ステイトビルのほうが人気があったそうです。

それが証拠に、展望台への入場料は、エンパイヤー・ステイトビルのほうがクライスラービルディングの倍もしたのにもかかわらす、多くの入場者数を獲得し、空室の目立つ102階のオフィスビルの賃貸料を補填するに十分なくらいであったといいます。「世界一の高さ」には、相当な意義と価値をもたらしたのです。

ところで、最頂部の尖塔部飛行船係留マストは一度もその役目として使用されていないといいます。もっぱら構造的にも飛行船が停泊するのに耐えうる風圧力を満たしていないそうです。「未来を見つめるビル」過大なる見栄のために建築された尖塔であったのです。アメリカらしい発想とその実行力ですね。

映画の中で再現されたエンパイヤー・ステイトビルと当時の街並みも見事でした。でも映像の中でクライスラービルディングが少し小さくデフォルメされていた様に思えたのは気のせいだったのでしょうか?

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蛇足ですが、映像から感じた素朴な疑問点をメモしておきます…、
1)アンのような綺麗な舞台女優がそもそも怪しい船に
  一人だけで乗船するだろうか?
  きっと髑髏島に着く前にきっとアンはほかの野獣たちに
  襲われているに違いない…。
2)コングに握りしめられたまま恐竜と激しく戦われたら、
  誰だってほとんど無傷でいられない。
  アンはサイボーグのような体なのかもしれない…。
3)ステゴザウルスと一緒に追いかけっこをしたら、
  きっと踏みつけられたり蹴飛ばされたりして
  全員、死亡か大怪我するでしょう…。
  アンのほかにも同船者たちは
  サイボーグのような体の持ち主なのだろう。
4)どうやって、あの船でコングを乗せ、持ち帰ったのだろう?
5)キング・コングはブロードウェイの楽屋からどうやって入れの?
6)コングがエンパイヤー・ステイトビルの頂上で暴れているのに、
  眼下に見える道路でビルの真下に向かって流れている
  車の列が見受けられたのはなぜ?
  交通止め規制されていないの?
等でした…。

まあ、3時間半も充分に楽しませていただいたのだから、すべてヨシとしましょう。
ザッツエンターテイメント!

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