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December 21, 2005

インフィル再考(24)

構造計算偽造問題のコラムで途切れてしまいましたが、途中であった『スケルトン&インフィル』コラムをぼちぼち続けます。銀座と表参道のブランドショップの話題にうつっていて途切れてました…。

ブランドショップと建築家が「ファッション性」と「デザイン性」において共鳴しあっている状況は、最近の建築されるブランドショップではっきりとした傾向があらわれています。それは、『免震構造』や特殊な『壁構造』の建物が多いことです。

これには大きく2つの理由があります。ひとつは、ブランドショップ自身が「ファッション」や「デザイン」を発信する為の空間やそのためのアイテム(商品)を大切に安全に飾る空間を確保する為です。もうひとつは、建築設計を依頼された建築家達が、内部空間を確保するために建物の外皮を強靭かつ大胆なファサードとしてデザインする必要性に応じた為です。

安藤忠雄氏や伊東豊雄氏の最近の作品がそれを顕著に物語っています。また、スケルトンをそのまま見せる建築は「構造美」が存在し、見ごたえがあります。そもそも名建築といわれるものは、構造が露出しているデザインが多くあります。要するに無駄のない均整の取れた「スケルトン」であるということなのだと思います。

「インフィル」から発信する強い意志から「スケルトン」を支配しようとする傾向は、今後はブランドショップのみならず一般建築にも普及していく傾向にあると思います。特に文化施設や医療施設、それに大企業の生産設備に急進的に及ぶのではないかと思います。
(つづく)

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