ストレートの感動映画でした...。
『ALWAYS 3丁目の夕日』を見ました。文句なしの感動の作品でしたね。家族で観覧しましたが、中学1年の息子が秘かに何度も眼鏡をはずし、涙をぬぐっていました。日頃は親子問答が絶えないのですが、観覧の後、「映画のテーマわかったか?」の質問にボソッと「家族愛でしょ...」とつぶやいた息子に苦笑いしてしまいました。
映画は昭和33年が舞台ということでしたが、その当時の家屋や街並みの再現に細部までコダワリをもって製作している凄さに圧倒されました。その当時は、私はまだ生まれていませんでしたが、その数年後に高円寺よりもちょっと北西側に生まれ育った環境は、映画で出てくるシーンの面影がありました。
家の前のドブは、微妙にうねうねと曲がっていましたし、確かに木製のフタであしました。商店街にはブリキ製の少し色あせた原色看板が、あちこちに並びを気にせず掲示してありました。また、「鈴木オート」でもそうであったように、お店の前には道路との1メートル程度の間はたいていコンクリートの土間のタタキがありましたが、どれも数箇所程度ひびが割れていたり、めくれていた記憶があります。コンクリート製の万年塀、キシラデコール塗りの木製塀も懐かしいですね。
映画のセットは、そんな様子を見事に再現しています。しかし、もっと驚きなのが、街並みのシーン。実はこの映画では街並み再現については、CG(コンピューターグラフィック)を駆使しています。オープニング等のシーンで表現されている大通りの都電が走る映像は壮観でしたが、実は大通り上のもの以外は、殆んどがCGだそうです。
雑誌「CG」でその映画の制作状況を詳しく紹介されています。だんだんと出来上がる東京タワーも、昔の上野駅もみんなCGです。なかには人もそうだったりして、これもあれもCGだったの?と感心してしまいます。CG製作は「白組」というデジタルグラフィックデザインの会社が行っています。映画の終わりのテロップでかなり目だっていましたね。
やはり、前にも別の映画のことでコメントしましたが、映画は街並みを表現することで、いっそうその時代や空間を表現でき、観るヒトを惹き付けます。ヒトの記憶の中や想像の中では、「街並み」は、きっと様々な喜怒哀楽の思い出や感動を一緒につつみ込む風呂敷のような役目をするような気がします。
映画『ALWAYS 3丁目の夕日』では、東京タワーの出来上がっていく過程の「街並み」のシーンを、人それぞれの人生のシーンとリンクして描いて素敵です。製作に携わった方々すべての熱い気持ちが伝わってくるストレートなこんな感動映画、久々です。
ともあれ、映画について云々言うより、まずこの映画でおおくの方と感動を共有したいですね。
特に若いとき東京で過ごした団塊の世代のあなた!...必見です。
























Comments
コメントありがとうございます。当方は、建築コンサルタントをしつつ、若手建築家や若手建築技術者の支援をしております。
若い時代の様々な職人さん達の手元の経験や現場監督を十数年経験していることから実践的なアドバイスを設計事務所や建築家の方にして降りますのが具体的な内容です。
でも、最近では自分自身の“建築”を目指したく志が芽生え、建築家デビューの為のネットワークと情報収集と資金調達をしております。
夢をかなえさせるには、後3~5年くらいはかかりそうですが…。
さて、東京タワーは工期が11ヶ月要したようです。当時の技術にしてみれば、かなり早かったのではないでしょうか。そういう点で、超短期間であったといえます。
NHKのプロジェクトXなどの番組にも取り上げられましたが、ご覧になられたでしょうか?
また、「東京名所~知ってるつもり」のWEBなどもご参考ください。(http://www.tcvb.or.jp/jp/rashai_tokyo/MEISHO/b_tokyotower.htm)
Posted by: KOYAJI | May 07, 2007 at 01:32 AM
建築家の方なのでしょうか?
3丁目の夕日はすごくいい映画だったですね。
ただ、以前から疑問に思っていたことがあります。
あの映画の東京タワーの鉄骨が今まさに組みあがっていく途中であるのはわかるのですが、建築的にあの映画のような途中の状態と言うのは、極短時間であると思われるのですが、いかが思われますか?
Posted by: サブラモ | May 05, 2007 at 03:17 AM