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October 26, 2005

アスベスト対策が難しい内部空間(2)

(10.25のつづき)
飛散性アスベスト建材で対処に困難な空間のケースについてコメントしています...

さて、前述の『1)機械室等の壁や天井に飛散性アスベスト建材があるが、機械や配管等が邪魔であり狭い空間の為、対処が困難な場合。』の対応として、普通に考えると、「除去」や「封じ込め」、「囲い込み」は場所が狭くて困難なわけですから、新たに代替えの機械室を設けて機能を移動し、機械等を撤去した上でアスベスト建材の対処を施す方法が考えられます。

しかし、そんなことをすると多額の金額を費やしてしまいます。また、機械室が使用できない期間中は、その建物は空調設備等が使用できないのですから大変迷惑な話です。また、長期間その建物の空調設備等を停止させることは、事業活動等を停止しなければならない場合もあり、非現実的です。

では、どうすればいいのでしょう? 私は、機械室の空間そのものが「囲い込み」されていると解釈し、風除室を設置し他の空間とのハザードエリアを設置することと、機械室への出入りする管理者を限定することの運営による管理で対処する案がいいと考えています。出入りする建物管理者や機械室の点検を行う者は、当然防塵マスクや保護服を着用するものとします。また、外気と接するガラリなどの開口部があれば、そこへの配慮はもちろん必要です。

アスベスト粉塵に対するマスクや保護服には、各種様々な種類があります。実際にアスベスト処理をする専門業者の方しかまず着用することはなく、一般にはあまり知られてはないでしょうが、それらは粉塵の濃度によって使い分けされています。

もし、建物管理者や機械室の点検を行う者程度しか出入りのないような空間、機械室等では、風除室や前室を整備し、マスクや保護服を空気環境の基準に応じて選択、着用をおこない運営管理することが賢明であると思います。

飛散性アスベスト建材が使用されている空間のすべてに対して改めて「除去」や「封じ込め」、「囲い込み」で対処しようとすると場合は、多額な金額を負担しなくてはならなくなります。空気環境基準値を定め、それに応じたマスクや防護服等の整備指針を示すことによって対処できれば、かなりの範囲の空間の対処がローコストで対応可能であると思います。
(つづく)

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