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September 28, 2005

Sky of the Tokyo (六本木)

izumi_bld秋らしい日差しになってきました。まだ眩しい紫外線が注ぎ込んできますが、風はすかり変わってきています。
天気がいいとオフィスを飛び出したくなりますね...。

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September 27, 2005

「中銀カプセルタワー」のアスベスト騒動(続編)

建築家の黒川紀章氏設計した「中銀カプセルタワー」がアスベスト騒動となっていましたが、9月16日に声明を発表していました。その中でアスベストについては、「外壁と内壁によって封じ込まれており、故意に穴を開けることがなければ飛散。汚染は起きない...」としています。

施工図等の資料はありませんでしたが、隠蔽部にの耐火被覆としての施工の為、また、設計時期や施工時期も考察すると、うわさの記事の「全戸アスベストに汚染...」は、やはり単に不安を助長するだけの善意のない表現だったように思えます。黒川紀章の声明に対する週刊新潮側の反応は未だの様子ですが、専門的な知識もなく、安易に「アスベスト」と言うだけで、騒動を起こしたがるマスコミ体質は自粛する必要がありますと感じますね。

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September 26, 2005

Sky of the Tokyo (お台場)

bridge_night何気ないお台場の風景も見る季節とシチュエーションで、違ったように見える。
馴染んだ絵になる風景だからこそ、気持に反映するのだろうか。
いろんな人が眺めるひとつの風景に、それぞれの想いが交差する。

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September 25, 2005

Sky of the Tokyo (お台場)

daiba_01秋空に夜景のネオンが滲むお台場。人影が少ないミッドナイト。長い夜に月が優しく感じる...。

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September 23, 2005

江戸 IN 東京(2)

「築」夏号では、江戸東京博物館の竹内館長と建築業協会の野村会長の対談が載せられていましたが、その中での「江戸」の街に学ぶ生活や文化、街づくりの話に興味を持ちました。なかでも、江戸時代に由来する歴史的町名の復活を検討している動きを竹内館長がおこなっていることにことに惹かれました。

便宜上、現在は銀座や日本橋は広い範囲で東西南北を頭につけて町名としていますが、ひと昔前までは、尾張町、新両替町、加賀町、木挽町、村松町、矢ノ倉町、米沢町、橘町、薬研堀町など土地や住んでいる人たちを想像させる名がついていたと言います。便宜上つけられた町名は確かに便利かもしれませんが、郵便番号が細分化され現在、住む人たちがその町に愛着ができ、街づくりへの意識が高まる工夫が必要になってきているのでは、...。と提案しているわけです。

都市の将来を考えると、確かに住民の街づくりへの意識向上が鍵となり、地域コミュニケーションの発展となっています。便宜上つくられた名前よりも歴史的な名前のほうが響きがいいかも知れません。所縁と風情を感じる町名になにか期待感もあります。でも、営利活動をおこなっている事業所にとっては、やはり銀座とか日本橋のほうが印象が良いらしく、まだまだ調整や現実になるには時間がかかる様子です。いずれにしても、町に携わるいろんな人たち同士のコミュニケーションが活発化することは、明るいことだと思います。

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September 22, 2005

江戸 IN 東京

昨夜のNHKニュースで落語がブームであることを報道していました。新宿にある末広亭は今、大勢の人たちで賑わっている様子が映像から見られました。私も少年時代から学生時代、落語本をよく読んだり末広亭にも出かけていたりしました。

当時は概ね20人程度の客しかいなかった気がします。昼の部で演目は8つくらいあって入場料は400円くらいだったと記憶しています。今はいくらくらいなんでしょうか?当時、ある落語家はその入場料の安さを確か「たこ焼き」の値段に例えて、自分たち講演料の安さをネタにしていたの笑いながら聴いていました。その当時縁日の屋台などで「たこ焼き」も確か8つ入りで400円でしたから...。

asakusa
ニュースでは落語の噺のネタである場所の散策も人気があることを紹介していました。浅草寺雷門の仁王様にまつわる小噺や浅草界隈が紹介されていました。実際、落語の世界もそうですが、江戸を感じさせる風景や建築物を探して見て歩いてみるとなかなか時空間の広がりを体感し楽しいものです。

一方、建設業界誌『築』夏号では、東京の町名を江戸時代に使われていた名前に戻そうと言う運動があることを先日知りました。(つづく)

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September 21, 2005

気がつかぬうちに建設株が...

小泉第三次内閣発足のニュースが今日のトップでしたが、笑顔の小泉首相は余裕の表情に感じられます。また、自民圧勝の衆議院総選挙のハリケーン余波は、いろんなところに及んでいます。円高と株価上昇もそのひとつ。

特に建設株にも大きく影響がでています。1ヶ月位の期間で、気がつかないうちにあっという間に、5割近くも上昇している銘柄があるじゃぁないですか…びっくり!!

今年になっていくつかある建設株を売却してしまいましたが、なんとも悔しい思いです。どうやら外国の個人投資家が構造改革が進展する期待から、比較的低価格の不動産株や建設株を物色しているのが要因となっいていると言います。

株のプロではないのでわかりませんが、こんなに建設株が上昇したのは、あのバブル以来ではないでしょうか?期待をかけられた建設業界。真の意味で技術開発や少子高齢化・国際化問題の取り組みをクリアし、脱皮して行きたいですね。

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September 20, 2005

Sky of Tokyo (汐留)

dentu_bldまだまだ残暑が続きますが、なんとなく風は秋風になってきた感じです。穏やかな中秋の名月も、昨夜ですが鑑賞できました...。
汐留にある電通本社ビルの外装ガラスに映し出されるブルーは、すっかり澄み切った秋色を感じさせます。

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September 18, 2005

Sky of Tokyo (汐留)

ntv_tower外観のダイナミックなフレームに目を惹きます。一方、内部は巨大マスメディアを内包し、省エネへの配慮が高い評価されています。第46回BCS賞の「日本テレビタワー」

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September 17, 2005

台風災害について

先日の台風14号の被害は、大雨による土砂災害が多く発生し、死傷者には多くのお年寄りの方が見受けられたのが特徴です。たいへん傷ましいことです。弱者が被災にあう状況では、防災先進国とはいえないでしょう。この点では、各報道でも指摘がありましたが、各地方自治体は地域別のハザードマップの作成が喫緊に必要ではないかと思います。

ハザードマップ作成にあたっては、台風銀座と言われる九州をはじめ、山を切り崩してできた崖に隣接する場所や谷部を盛り土している場所、それに湧き水や地下水と交差する場所に設けられた道路・鉄道などを再確認しながらまとめ上げる必要があると思います。

今回の台風はあまりにも降雨量が多く、予想外の河川の氾濫や土砂災害があったのかもしれませんが、少しでも危険を予知し、災害があったとしても死傷者は発生させないというような国土作りが求められるでしょう。

また、そのためにはソフト的な行政の支援が必要と言えます。台風が近づく前に、その危険を知らせたり、危険が予想される住人達を速やかに避難させるマンパワー的な支援です。また、そういったことを想定した地域が一体となった避難訓練も有効でしょう。でも、そういったマンパワーを必要とする対応策は、現在、地方行政に「お任せ」になっており、事実上は過疎化の進んだ農村では自然災害に対する対策は場所によっては皆無と言ってもよいでしょう。

いざ災害が発生すると、自衛隊員達が派遣され救助活動をしているのが現状です。しかし将来にあたっては、危険が予測される場合には、その場所の各拠点に事前に自衛隊員や救急隊を派遣、待機し備えることも必要ではないかと思います。

地球温暖化に伴い、東京でも思わぬときに局地的な集中豪雨がありました。50mmの集中豪雨を想定された雨水貯留槽では足らず、杉並区を中心に多くの家屋が浸水しました。このように、いざと言うときはいつも想定外のことがつきまといます。また、それにともない人間は的確な行動ができなくなるものです。

自然災害から国土を守り、死傷者を最小限に止める為には、積極的な危険予知活動とマンパワーの事前整備が不可欠であると思います。

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September 16, 2005

LOHASのセミナーでの印象...(5)

cosmosちょっとスローライフに近いかもしれませんが、日本の花鳥風月を楽しむ生活は、きっとLOHASと言えたのではないでしょうか。また、そういった生活は現在でも可能です。日本版LOHASは、そういった方向性を追求していきたいですね。

また、雑誌「チビコト」では、LOHASを5つの漢字=「和」、「美」、「快」、「活」、「間」と紹介されていることを知りました。ちょっと「花鳥風月」的なイメージと重なるような気がします。マーケティング優先の考え方から一歩離れたところに本来期待する「LOHAS」がある様に思えます。

『自分で考え、自分で選択し、行動する。』それがLOHASの基本理念の一つです。

日本で普及されるLOHASスタイルは、日本の伝統に即した肩肘張らない「花鳥風月」を楽しむライフスタイルを目指すものであってほしいと思います。

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September 15, 2005

LOHASのセミナーでの印象...(4)

そもそも、自分に心地いいものを選ぶと言う時点で経済的に豊かであることが必要条件である気もしますが...。選択できる贅沢というか...。はたして「持続的可能な市場(経済)」がない限りLOHASな生活はできないのだろうか?最大の疑問点にぶつかってしまいました。経済的に余裕がなければ、自分の健康と地球環境にやさしくなれないのだろうか...?。

かたやホワイトバンド活動が話題となり、老若男女、ごくフツーの人が南北問題に注目し始めている状況です。私としては、やはり、経済的な差でLOHASな生活ができないと言うのは、なんとなく解せないですね。選ぶことすらできない環境で生活をしている人たちがいるわけですから、「エゴ」的なLOHASは避けたい気がします。

そこでいろんなライフスタイルを想像してみました。経済的にゆとりがなくても成り立つLOHASを...。

考えたあげくに思い浮かんだのが、江戸時代の生活です。当時鎖国状態であったから、当然日本はほとんど貿易が皆無に近い状況でした。そんな中でも当時の日本人は、花鳥風月を楽しみながら暮らしていました。大名以外は決して裕福な状況ではなかったはずです。

手工業が発達し、浮世絵、浄瑠璃、歌舞伎、茶道...いろんな文化が生まれ、発展していました。上流階級の個人ひとりひとりの江戸時代のライフスタイルまではリアルに想像できませんが、少なくとも「士農工商」の工商の人たちが営んだ町屋的な生活はきっとLOHAS的な暮らしであったと思います。
(つづく)

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September 13, 2005

LOHASのセミナーでの印象...(3)

どこかで誰かがLOHAS的な生活を贈るためには、一方のどこかで、それを支えるため一生懸命に働く農場や輸送会社を支える労働者が多く携わっている背景があるのかもしれません。浪費社会の現実が隠されている現実です。なんか少しそれって、純粋な「エコ」じゃあない!と感じてしまい、本当に「LOHAS」なの?と疑ってしまいます。

でも、セミナーでは、自分発信の立場で考える生活様式で『自分にも地球にも心地よい生活様式』であれば、立派なLOHASなのだと説明がありました。そもそも、マーケティングの視野で見ると、LOHASは実に『消費者の選択を増やすこと』であり、『消費促進が目的』なのだそうです。それが、LOHAS。「エコ」でなくて少し「エゴ」的なライフスタイルなのかも知れません。

つい最近までは、LOHAS的様式は時流で自然派的でカッコいいと思っていました。ですが、今回のセミナーの聴講で、LOHASは、ちょっとセレブな、裕福層のライフスタイルである印象がとっても強くなってしまいました。思えば確かに、そいったライフスタイルは先進国の都会的な生活者に多くみられ気がします。

実際に『LOHASな○×△』と言ったようにオーガニックで多様な商品を市場に売り込む為の『宣伝用語』として多く扱われてしまいそうな気がします。経済が活性化することは、望ましいことですが、「LOHAS」を一番初めに知った印象と大分変わってしまった印象です。概念の意味を思うと少し寂しい気がします。
(つづく)

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September 12, 2005

LOHASのセミナーでの印象...(2)

LOHASは、ここ最近様々な雑誌等でよく紹介されてきていますが、概念のみをよく紹介されています。でも、今回のセミナーで知ったことは、主として5つのセグメントから構成されていますが、自分(個人)発信のライフスタイルをさすことをがポイントであることです。

LOHASを構成する5つのセグメントとは、「健康的な生活」、「『エコ』な生活」、「代替医療・自然医療」、「自己開発」、「持続的可能な市場(経済)」であるそうです。そしてそれらが生活の中で「繋がり」を持つことで自分に心地よい結果をもたらすと言うのです。また、構成要素に「『エコ』な生活」が入っているから地球にも優しいのだと...。

例えば、ある女性が自分の健康や美しさを保つために、大好きなビタミンCたくさんのフルーツがあったとします。そのフルーツはちょっと遠い有名ブランドスーパーでしか購入できないため、週末にフルーツ購入と自分の運動の為に、自転車でスーパーまで出掛けるのが日常となった生活...。ちょっとカッコいいですね。

自分の体にあったフルーツを摂取するのは、「健康的な生活」であるし、サプリメントに頼らず毎日フルーツを摂取することは、「自然医療」的です。また、自転車でお買い物するのも「『エコ』な生活」だし、運動することで体力を維持したり増進していくことは、「自己開発」的でもあります。典型的なLOHAS的な生活だと思います。

でも、よく考えると、そのフルーツを手に入れる以前のプロセスでは、実は「非エコ」的な現実があったりするのです。それは、フルーツは1年中収穫できるわけでないから、ブランドスーパーでは温室栽培や世界中のどこかで収穫されたフルーツを取りよせ売っているからです。

フルーツが収穫されてから販売されるまでの輸送手段を考えると、きっとジェット飛行機や大型トラックに揺られて輸送されるわけですから、化石燃料を多く使い、実にエコ的ではないわけです。(つづく)

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September 11, 2005

LOHASのセミナーでの印象...

9月10日に開催された『LOHASって何?-心地よく、そして地球にもやさしい暮らしをしたいあなたへー』のアカデミーヒルズ・アーテリジェントスクールのセミナーに参加してきました。

改めて理解したことのひとつに、LOHASそのもの考え方が先進国や都会での生活者によって生まれたマーケティングを意識したものなんだな、という印象がとても強く伝わりました。その様に感じた理由をすこし説明しておきたいと思います...。(つづく)

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September 10, 2005

Sky of the Tokyo (東京タワー)

white_band_towerほっとけない、世界の貧しさキャンペーン』としてホワイトバンドが静かな話題となっていますが、東京タワーのライトアップとYAHOO!公式ブログの開設から一気にヒートアップしてきました。


何気なく幸せに暮らしを送れる日本。一方で、世界中のあちこちで貧困に窮している人たちのことを忘れてはいけない...。素直にそう思います。ホワイトバンドはひとつのきっかけであって、今後もこの手首の小さな輪が大きくなって行くことを強く願います。

東京タワーのホワイトバンドは、しばらく毎月10日にライトアップされるといいます。もっともっと大きな輪になるといいですね。

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September 08, 2005

Sky of the Tokyo (東京駅)

tokyo-station2ライトアップされた東京駅。
車と人が行き交う何気ない風景が綺麗に感じるときもある...。

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September 06, 2005

「中銀カプセルタワー」でアスベスト騒動:実際のディテールは?

今朝の新聞で知りましたが、メタボリズムの象徴的建築である黒川紀章設計の「中銀カプセルタワー」でアスベスト騒動がおきています。発端は、週刊新潮の9月8日号で「住民を激怒させた『黒川紀章』の『アスベスト汚染』マンション『世界遺産の候補だから』の保存依頼もウソだった!」との見出しの記事によるもの。

黒川紀章氏と同事務所が編集者らに対して名誉棄損で告訴しているという。同建物は1947年に建てられているが、基本的にはSRC造である。一部S造部はあるものの、「全戸アスベストに汚染...」というのは大げさな気がする。

さすがにマンションだけに中は見れませんが、外装のカプセル部は鋼板でできている為、鋼板内側部の断熱処理として飛散性アスベストを使用しているのでしょうか?それにしても普通に考えれば内装仕上げ建材に隠蔽され、直接露出しているところはないはず...。内装壁に意匠として石綿を左官によるコテ仕上げとしているのでしょうか?ディテールの実際を知りたいですねぇ。

週刊新潮の記事も直接拝見していませんが、飛散性アスベストについて問題にしているのか空気濃度測定の結果をもとに記事にしているにか気になります。いずれにしても、アスベストは施工当時、普及された建築技術であり、どれほど発ガン性のあるものであるかや具体的な影響は知り得ていなかったと思います。善意で建築されたものに対しては、強烈な見出しであり過ぎる印象ですが、どうでしょうか。すこし情報収集してみたいです...。

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September 05, 2005

アスベスト含有量0.1%以上の規制に...の影響

厚生労働省はアスベストの含有量を全重量の1%を超えるものから0.1%以上を規制対象とする方針を決めました。法整備を来年度中に行い、規制を展開させる模様だ。規制が厳しくなり、今後生産される建材を中心に、生産時及び改装・解体時にも害の少ない建材を普及させていくことは有意義なことであり、早急に展開したいものです。

でも、ここで注意しなければならない点が幾つか上げられます。それは、現在までに使われてきたアスベストを含む建材の処理の問題。直接害のないアスベストを含む非飛散性建材であっても、その処置については、規制が厳しくかかってくるからである。というのも、あまりにも多くの非飛散性アスベスト建材が世の中に存在することに起因する。

ノンアスベスト建材と言ってもアスベストはゼロではありません。1~5%アスベストを含む建材なのです。ゼロアスベストと言われる建材もそう。1%未満のアスベストを含んでいます。(ノンアルコール等と同様の考え方...)安価で便利な天然素材は、建材の強度を確保するために多種多様なものに使われてきているのです。

そういった建材の特性を十分に知らないで、むやみに改装・解体してしまう恐れがあるという問題があるのです。無知が効して得をし、当事者や他人に迷惑をかけ、認識者が多大な負担を被ってしまう可能性があります。これについては、監視と点検の目を厳しくするより仕方ないように思われますが、多大なマンパワーを必要とすることでしょう。

一方、そういった建材を仕様した建物の改修や解体工事を実施するのにあたり、規制がかかる為、解体方法や産業廃棄物の扱い方が厳しくなり関連工事の急激なコストアップが予想されること間違いないでしょう。ただでさえ現在、社会問題に発展した為、調査会社や処理業者がてんわわんやの状態です。

建物管理者によっては、規制のかかる前のコストアップされる前に建物の解体や改装し、アスベスト建材の処理をしてしまおうと考える者が、よつぎばやに現れるはずです。規制がかかってからの処置では、コストが上がってからの対応の為、経済的に備えのない建物管理者にとっては、大きな負担になってしまうことが予想されます。弱者負担の行政がここにもクローズアップされてしまいそうです。

そうならないためにも、アスベストの解体や処理については、行政は段階を踏んで規制を強めていくべきであると思います。2007年までは含有量○%のものを、2010年までは○%のものを優先的に処理すると言うように...。また、解体費・改装費について、ある程度の政府の助成も必要な気がします。赤字財政であるので、難しいところでしょうか...。

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September 04, 2005

「カトリーナ」の猛威に感じること...

週末のニュースを見ていると米国で発生した大型ハリケーン「カトリーナ」の猛威には驚きである。広範囲においての被害の映像をみると、どれだけの破壊力を持っていたのか想像がつかないくらいです。一方、貧富の差が避難の早い・遅いに関係している状況が報道されている。悲しいことです。

映画「宇宙戦争」のワンシーンにも似た俗世をリアルで見てしまった感があります。被災地の瓦礫に取り残された多くの黒人達の悲痛の声が心痛みます。住宅の復旧にも保険をかけた人とそうでない人の差が出るといいます。貧富の差にかかわらず、救助活動のと復興作業が迅速に行われ、ニューオーリーンズの街に、早く安心してJAZZを聴けるいつもの街に復興して欲しいと願います。

日本ではトヨタ自動車をはじめとする優良企業の複数社が今回ハリケーン被害に対する支援表明をしています。トップの決断の早さにはビックリです。また、総選挙で忙しい最中ですが、政府も支援金を発表し、動きの速さにリーダーシップ力を感じ好感がもてました。

一方、風が吹けば桶屋が儲かる...なんて落語がありますが、復興需要で日本の建設機械メーカーの株があがっているといいます。資本主義のエントロピーの法則というのでしょうか、かたやアナリスト達が儲けを期待している状況には、ちょっと複雑な気持になります。

ところで、日本にも今までにない大きな「目」をもった台風14号が接近しています。気象衛星の雲行きの写真をみると、確かにデカイ。「目」の直径は100kmにも及ぶと言います。今回は気象情報より、相当な猛威を振うといいます。この台風の名前も、「ナービー(Nabi)」と言い韓国語でチョウを示すそうですが、モスラ級の強風を吹かせるかもしれません。

いずれにしても、台風が近づいてから風散養生を行うのでは危険すぎます。建物や構築物の早めの点検と準備が必要です。雨雲も発達している様子から、河川の危険度もチェックと対策も必要でしょう。他にも避難場所や各情報を取得し、様々な危険予知を行い、万全の体制をしておきたいものです。

そして結果的に無事を示し防災先進国の日本をアピールすることで、さらには国際社会をリードしながら国際的な社会貢献が展開されていくことを期待したいですね。

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September 02, 2005

建設業界の終わりなき品質トラブルに嘆き

日経アーキテクチャー(8-22)の特集として「止まらない品質トラブル」が掲載されている。いわゆる大型の看板工事にも品質トラブルが続出しているという。驚くべく事に公共工事の8%で手直しがされている統計データもある。この数値は一般の製造業でいえば専門業失格にあたる数値である。改めて建設業界の品質管理能力の低さを実感し、残念な気持である。

記事ではその背景として、ゼネコンの技術社員不足や専門業者の優秀な技能労働者不足が主としてあげられていた。確かにそういった実態はあることは否めないであろう。しかし、その根本的な原因のひとつに建設単価の圧縮があげられると感じます。建設工事は、工場の均一的な環境で生産活動をしているのではありません。その土地その場所ですべて特注のものを定められた時間の中で生産活動を行います。施工にあたっては、単純な過去の実勢単価だけで判断できない場合もあります。

労働環境条件によって歩掛りが異なるからです。また、何も労務的な歩掛りだけでなく、建材に代表されるコンクリートであっても四季によって、その品質の管理手法が異なります。にもかかわらず、過去の慣習にとらわれた見積もり手法を現在のコンピューター化された便利さだけを活用し、ゼネコンが単価の圧縮ばかりに走り、少ないパイの取り合いを行っていることが私は大きな原因だと実感しています。

また、設計者にもきちんとした技術者がいないことも大きな原因のひとつです。前にもこのブログで書きましたが、今の設計図で、建築・電気・衛生・機械すべてを配慮し細部まで描ききっている図は、まずないでしょう。適当に描いてゼネコンが受注すれば、あとはお任せ見たいな風潮が当り前のようになってしまっています。ある設計者は、ゼネコンが工事価格をダンピングするから設計費もそれに準じて下がる為、ダンピングしたゼネコンが総合図を描くのが当然だ、と平然と言う者もいます。本末転倒です。

設計者は設計の業務を確実にやりきる。ゼネコンもしかり、専門工事業者や職人もしかり。安かろうが、本来やるべきことをキチンとやってこそ、その報酬が受け取られ、いい仕事をすれば報酬が見直される仕組みが健全なのである。また、日本の建設業界のそういった非常識を、お金を支払う側の発注者は明確に知るべきなのかもしれません。そういう意味では今後、建設コンサルタントの需要が増えるような気が致します。

しかし、建設業界は全国で55万社を超えると言われていますから、一度できてしまった慣習を覆すのは並大抵のことでは困難であると思います。しかし、すこしづづそういった根拠のない不当な単価(材料、労働費共)の圧縮を避けるべく対策を見出していきたいものです。また、優秀な建設技術者が現場にいなくなり、目先の単価良いコンサルタントに流出してしまうのは、残念なことです。やはり、なんとかそういった事態を避けたいものです。

そのためには、優良建材のコスト透明性と保守や、優秀な技術者・技能労働者の単価保障が行われるべきだと痛感します。本来は行政が取り組むべき課題でしょうが、力あるゼネコンが根本的にこのような課題に本腰を入れないと、建設業界自体が改革できないままに、更なる少子超高齢化、国際化の時代を迎えることになるでしょう。スピード経営の時代にもかかわらず、悲惨な体質を背負ったままにしたくないですね。

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