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May 15, 2005

◆危険球を退けたヘルメット

つい先ほどのTBSの週末ニュース解説番組「ブロードキャスター」で、先日プロ野球のセパ交流試合でジャイアンツの清原選手が危険球を受けた話題を放送していました。その解説で詳しく紹介されていたのが、ヘルメット。危険球を受けた清原選手がそのとき使用していたヘルメットの塗装は、大きく剥れその衝撃の強さを示していることはスポーツ新聞等で話題になっていました。しかし、そのヘルメットうが西武時代から使用していたものであることをこの放送で初めて知りました。

TV映像に映るヘルメットの衝撃で塗装が剥げた部分は、確かに西武ライオンズカラーの鮮やかなブルーでした。清原選手は西部ライオンズ時に使用していたものを独自に黒く塗装してジャイアンツ仕様に変えていたのです。また、そのヘルメット自身も1980年まで西武ライオンズ時に野村克也氏が使用していたものだそうです。清原選手が入団当時に頭のサイズ合う大きなヘルメットが無く、たまたま野村克也氏が使用していたものとサイズがあい、それを使用し大切に使用し続けたと言うのです。

スポーツニュースで危険球を受けた時のスロー映像を見るたびに、間一髪のところで上手く避けている清原選手の瞬発力と首の強さに驚いていましたが、その報道でヘルメットにも守られたたんだという実感も伝わってきました。ヘルメットにも清原選手の魂が宿っている一方、大げさに言うとヘルメット自身にも何か清原選手を守ろうとする意思が働いていたように見えてきてしまいました。

このブログでは建築関連について話題としていて、「スケルトン&インフィル」でその相互関係についてメンタル的な面が大きく作用することを書いている途中ですが、道具についても同様に、ひょっとしたらヒトの熱い意思や魂が宿り、相互の精神的つながりを生み、そのヒトの行動力を大きく作用させるパワーがあるのかもしれません。

人間が社会的活を営む上で道具は、多種多様にわたり欠かせません。道具自身の進化や発展もめまぐるしいものがあります。新しい機能性にとんだ道具が登場するとどうしてもそちらに目や気が移り、変えたくなるのが日常です。ですが、ひとつの道具を大切に手入れしながら使っていく道具との付き合い方は、すばらしいことだと再発見しました。日本人は古く「八百万の神」として、森羅万象のものに魂が宿っているとして、ものを大切に扱ってきた歴史があります。
思えば、自分で使っている車や時計、ゴルフや釣りの道具…等等、大切にしていますか?清原選手を見習いたいですね。

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