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March 30, 2005

◆第二東京タワーの第一候補地決まる

第二東京タワーの話題が熱くなってきている。先日、日経アーキテクチャアの今年の3-7号にて6案の誘致が表明されていることを知ったが、一昨日にその第一候補の誘致場所が決まった。墨田区押上1丁目で東武伊勢崎線の業平橋駅前にあたる場所だ。誘致の提案組織は墨田区、新タワー誘致推進委員会、東武鉄道場所で構成されており、東武鉄道がメイン出資者となる様子である。

「業平」の地名の由来は、平安時代の都人であり歌人であった在平業平に由来しているそうだ。和歌にまつわる言問団子や天下の美男子でもあったことも知られている。周辺には規模は大きくないものの風情あるお寺や神社も点在している地区である。少し西に数百mも行けば隅田川であり、そこを渡れば浅草寺に行ける。また、南東に1km弱の場所には亀戸天満宮もある。そんな所縁のある東京の下町の場所である。

このを第一候補として選んだ理由として、専門家達が「ほかの地域より立地上、技術検証において優位」としているが、現在の周辺道路・鉄道の交通事情を考慮すると本当にそうであろうかと疑問に思う。亀有派出所の両津勘吉は果たして賛成するであろうか?(笑)地域住民は反対する人も少なくないと思う。

一方で、さいたま新都心も第二候補地としてあがっている。こちらのほうは、3グループが新タワーを提案しており、それぞれのグループの名をみると民間活力と政治力がありそうで、建設の可能性は十分残されている。しかしこの場所だと、「第二東京タワー」でなく「さいたま新都心タワー」になるのでは?と素朴に思う。まあ、地上波デジタル放送の整備が整えればそれでいいとも思うが...。

ともあれどちらの場所に実現しようとも、社会的、経済的な影響ははかり知れない。建設中とその後の経済効果は周辺地域には大変魅力的であるが、負の社会的影響も大きいはずだ。交通渋滞やこ混雑することによる風紀の悪化、産業廃棄物の増量、防災施設や街の保全安全確保の必須などの課題が容易に予想つく。多方面の専門家を招集し、負のフロー効果も喫緊に検討しリスクヘッジすべきであると感じる。数名の専門家による誘致先検討と決定では、心細い気がする。

全くの独自の個人的な見解であるが、東京湾上に建設することを提案したい。「うみほたる」に近接して建設する案はいかがであろうか?洋上に建設することでコストはアップするかもしてないが、建設してからの社会的影響を考えれば、先ず周辺地域に影響の少ない洋上建設が的確な気がする。
また周辺環境への配慮も海に対する配慮が主であり、対人間住居環境を検討しなくて済むため負のフロー効果は少なく思う。建設後の観光による交通渋滞が予測されるが、陸路・海上路の公共交通機関を整備すれば、東京湾横断道路の通行料低額化や自然環境を取り戻しつつある東京湾に関心が高まる気がする。人間と海との共存を踏まえ、自然環境整備事業としても魅力があるのではないだろうか?

「第二東京タワー」の事業予算は500億程度と言う。たいへん安いと感じた。比較対象として有名スターが出演するハリウッド映画をあげるが、その製作費はおよそ100億~200億円である。つまりハリウッド映画約3本分の制作費程度の事業ということになる。感覚的に安く感じませんか?ちなみに先日公開された「アレキサンダー」は製作費200億円である。話は若干それてしまったが、諸問題を抱える事業であり、現在鋼材が非常に高騰している。そんなコストも既に新タワー事業計画に配慮されているのであろうか?

いずれにしても大規模の社会基盤整備であり、産官学一体の連携ある検討と対応が必要である。今後の動きに注目していきたい。

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