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March 29, 2005

自然光が美しいポーラ美術館

pola_m3先日、箱根にあるポーラ美術館に行ってきました。まだ新緑の無い季節でしたので、いろんな案内で見る美しい風景のなかの情景ではありませんでしたが、満足のいく空間を堪能してきました。
美術館のアプローチはガラス張のトップライトをくぐり抜け、大自然の中に居ることを意識させながら吹き抜けのロビーへ誘導しています。吹き抜け部のガラス壁が自然光を足元までやわらかく注いでいました。
柱はシャープな鉄の白い十字型で、天井部のプレキャストコンクリートへと綺麗で揺るやかな曲線を描いています。空間の規模にくらべて柱が細いのは、免震構造であるから実現できたのでしょう。すっきりとした柱がプレキャストコンクリートへ消えていくディテールは心地の良さを感じた。
印象的であったのは、天井に使用されているプレキャストコンクリートの造形が美しかった。特に展示室の中は、すべて天井段差を幾何学的につけた造形美をもったプレキャストコンクリートであった。それらの表面の光沢は、つくる者たちが込めた気合の熱さが伝わってくる気がした。丁寧につくられたプレキャストコンクリートはこんなにも柔らかく間接的に自然光を反射し採り入れるとは予想外であった。よく造りこまれている。pola_m2
また床の石はクリーミーな色あいに似合って贅沢に割り付けも大きい。リゾートにいる感じを十分させてくれた。ロビーの奥には大自然を目の前にしてカフェがあり、そこでの一服は格別である。窓よりの席がやはりお勧めである。開放感のある空間で味わうミニサイズのケーキとラテがうれしい。
現在、印象派の作品が展示されていたが、今後常設展の作品が充実していくことを期待したい。少し残念であったは、駐車場から正面のヒメシャラ街道からのエントランスに行くプロムナードの演出が寂しかった点だ。いずれ彫刻やオブジェなどが置かれ、美術館のバックヤードやアスファルト舗装そのものが見えない工夫をお願いしたいと思う。
高さを押さえ自然と一体化するよう設計された美術館。新緑のころあるいは紅葉ころに、また新しい作品に出会いに行きたくなる空間であった。これからの季節が楽しみである。

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