« sky of the TOKYO(日本橋) | Main | 「インフィル」再考(11) »

February 07, 2005

「インフィル」再考(10)

「インフィル」再考(9)の続き・・・。
比較的狭い空間が個性的な空間を作り出している実際例は日本で数多く紹介されているが、最近の日本の住宅は1戸あたりの床面積が大きくなる傾向である。一方、欧米の都市部では最近土地の価格高騰で狭くなる傾向ある。最近発行された『makinig more of SMALL SPACEES』(著者:スチーブン・クラフティ、発行:グラフィック社)という書籍にはオーストラリアのメルボルンを中心とする住宅の中から狭いながらにも工夫して建築された具体例が多く紹介されている。

広大な土地に恵まれて自然豊かなオーストラリアでは都市郊外に庭付きの戸建ての住宅が当たり前である。しかし、近年都市部での生活の便利さや防犯上観点から、都市部に住む傾向となっている。住・働・遊を合理的に生活に取り入れることができるのはやはり都会ということなのであろう。そうしたことから都市部の土地価格が上昇し、分譲住宅、賃貸住宅を問わず高騰し一戸あたりの床面積がかなり狭くなってきているのがオーストラリアNSW地域の現状である。

ところが、一戸あたりの住宅の面積が狭くなってきたといってもやはりオーストラリア。その面積が概ね100㎡程度か若干それを下回るくらいである。つまり、日本の現在の都市部でみられる分譲マンションの人気の広さと共通する。広さ的に接点があるところが面白い。また、その多くが今風のシンプルなデザインであり、「太陽の国」であるだけに自然採光を意識して取り入れたものが多く紹介されています。現在日本の都心部に住んでいるヒトやそうしたいと考えているヒトであればきっと興味深い書籍であろう。そのなかでも「スケルトン&インフィル」的な事例として紹介されているのが、「フレキシブルな空間」である。
(つづく)

|

« sky of the TOKYO(日本橋) | Main | 「インフィル」再考(11) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53410/2831670

Listed below are links to weblogs that reference 「インフィル」再考(10):

« sky of the TOKYO(日本橋) | Main | 「インフィル」再考(11) »