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January 26, 2005

「インフィル」再考(9)

動物は自分自身の身を守るために「スケルトン」である殻をつくり厳しい環境から隔離しようします。そして、「スケルトン」の中で有意義な暮らしを実現させようと「インフィル」を構築しようとするのです。

一方、周囲の環境や自分自身に変化があらわれた時、以前とは異なった「インフィル」を構築しようと動物は本能的に行動を起こすのです。また、比較的狭い空間は個人にとって都合のいいように変化させることができるから、個性的な空間を誕生させるのです。

書斎、ロフト、研究室、ガレージなどは決して空間スケールの大きさを感じさせない部屋ですが、何故かその場所には個性的なものがありそうなそんな想像をかきたてます。実際、有意義な生活をしているヒトのそういった空間は工夫した空間の使い方やみて見るとワクワクするようなインテリアがあったりもすることが多い様な気がします。

本来「インフィル」はその時の時空間における自己表現であり一過性的なものであると考えられす。内装やインテリアなどの建築空間で一般的にいう「インフィル」は住人自身から見れば、自分と言う人格を表現するひとつの表現方法であり、殻=「スケルトン」なのです。この場合の「インフィル」は自己と言うことになります。

「スケルトン」と「インフィル」がバランスよく呼吸しあってこそ心地よい建築空間ができるのです。

「スケルトン」がある時には「インフィル」に変化し、「インフィル」がある時には「スケルトン」になる。双方で新陳代謝を行うことで一種のカオス(=混沌)な状態が充実した生活空間を得ているといって良いかもしれません。
(つづく)

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