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January 25, 2005

「インフィル」再考(8)

「スケルトン&インフィル」コメントの続きです。

そもそも動物は自分の棲家が狭いと個性的な空間作りをするのではないだろうか。ビーバーの話を出したので、その延長で我が家で飼っているアイドルのハムスターのおもしろい習性を紹介する。

彼はいつも実に個性的に自分の棲家づくりをしている。決して大きいハウスではフワフワの綿やティッシュを集めては気持ちよさそうな自分の寝床をつくる。しかも、かれこれ同じハウスに6代目ハムスターを飼っているが、どのハムスターも個性的な自分の住み易い空間を自分でつくっている。

ハウスの中にあるアイテムが全く一緒でもである。また、同じハムスターでも時々ハウスを掃除するとしばらくの間ひねくれるが、やがてまた自分が住みやすいように前とは別な場所に寝床をつくっている。ペットを飼っている方ならきっと他の動物も同じようなことを経験しているのではないだろうか。

ハムスターにしてみれば棲家は自身の思い々々の寝床を状況にあわせてレイアウトしてつくっています。いわばDIY(Do it yourself)でインフィルな空間を創りだしています。無意味に新しい空間を創りだしている様に見えますが、実は無意識のうちにあることを意識して空間を創造しています。

それは、人間の勝手な棲家の破壊により、またいつか破壊されるかも知れない自分の棲家を、そのときの自分の体の大きさや体力、経験値等によって、一生懸命工夫して創り出しているのです。飼い慣れて餌を与えられると判ると手前側に比較的に寝床を用意しますが、ハムスターハウスのお掃除の回数が頻繁になると奥の方に寝床を引っ越してしまう傾向にあります。

ある意味で周囲の環境と向かい合い対応しているのですから、外部環境とインフィル空間は新陳代謝しているといってもいいでしょう。環境を意識し、現在の自分自身の能力等を把握することで新しいインフィルな空間が誕生するのです。
(つづく)

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