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December 13, 2004

「インフィル」再考(2)

また「MUJI..」の規格住宅の展示されているモデルは、ガルバリウムの角波鋼板の外壁であり5間×3間半で本体価格が1,647万円。(51.4万円/坪)

流行の建築外壁仕様であるが、住宅規模であるとどうも一見現場で見かけるコンテナハウスのようにみえてしまう。
そう思うと、当然基礎工事までを含む価格であろうが、この価格はつらい。

シンプルなデザインを追及している故、このような外壁の選択となってしまったのであろう。「こやじ」的にはもっとオーガニックな外壁を「MUJI..」に選択していただきたかった。

たとえば、思い切って緑化した外壁とか個性的な曲線のアウトラインを持った珪藻土系の塗り壁の仕上げとか...。
こんど鉄筋コンクリート造の住宅を発表するようだが、規格住宅でなく、任意な場所に好きな形の窓が設置できたり、壁のハツリ仕上げができたり、住人のわがままが形となってあらわれる商品を期待したい。

今秋の規格住宅は、スケルトン&インフィルの思考で建てられているが、スケルトン部もインフィル部も「MUJI..」であると、こざっぱりし過ぎて、失礼ながら「MUJI..」+「MUJI..」=無?って感じがするのは「こやじ」だけであろうか?

「MUJI..」を否定しているのではない。本来の「MUJI..」のコンセプトが見えなくなってしまっている気がするのである。
何もしないデザインを生活の身近な場所に添えることで、個々の充実した「生活」をデザインするのが本来「MUJI..」のコンセプトでないだろうか?

「こやじ」としては頑固に、「スケルトン&インフィル」のインフィルは『生活の精神的充実』と捕らえたい。
建築の形としてそれが、間仕切りであろうとインテリアであろうと、住人の個性ある生活そのものと生活に対する考え方や気持ちの組み方が「インフィル」という考え方。

建築主体で生活があるのではなく、あくまでも生活を演出するために建築空間があって欲しい。
都会のゴチャゴチャした殺伐とした空間の中に紛れて建つ住宅空間の中に、「MUJI..」のシンプルなデザインがあってこそ都会生活者は自分自身の生活を見出せるのであると思う。

内外装も無個性な建築空間を選択する場合、相当個性あふれる充実した生活をしていないと、ちょっとコワイ気がする。現在の「MUJI..」の規格住宅の販売の仕方は、パーツやアイテムのカッコ良さだけがあまりにも先行してしまっているように見える。
今は、カッコ悪さ=個性の時代であり、売り物になる時代に移行していると感じている。
(つづく)

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