June 23, 2009

都市と自然の「共生」を考える

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地域の“まちおこし”的な活動に力をいれはじめています。
勝手にですが「葛西臨海公園エコプロジェクト」を立ち上げました。

大都市:東京に癒される“なぎさ”空間があります。国際的にも数百万人を超える大都市で身近に“なぎさ”と親しめるところ東京のほかにないのではないでしょうか?・・・
葛西臨海公園の西なぎさにでは、春から夏にかけて(4~6月)干潟にたくさんの海洋生物たちが生息することを知りました。なんとアユやスズキ、サユリの稚魚までも生息しているそうです。その空間を大切に守るために何かできることを…、と思い活動しています。

葛西の海はその昔、江戸時代にはたいへんいい漁場でした。アサリがたくさん獲れ、江戸前寿司に使う“浅草のり”の産地でもあったといいます。江戸前寿司は本来、東京湾(江戸湾)で捕れた活きのいい魚を寿司ネタとしたのがはじまりです。

もし本当の意味での“江戸前寿司”の復活が近い将来できたら面白いと思いませんか?
都市と自然との「共生」、東京発で一緒に考えていただければと思います。

新規に立ち上げた「WE LOVE 葛西臨海公園」のほうもよろしくお願い致します。

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June 14, 2009

人型ロボットの“こころ”

映画『ターミネーター4』を観てきました。SF映画は基本的に好きで、近未来ものは特に見逃したくない映画ジャンルのひとつです。
今回の作品は単純なエンターテイメント映画というよりも“人間とロボットの違い”のテーマを色濃く出したコンセプトのはっきりしたSF映画に仕上がっていました。
特に前半と後半とでに“人間とロボットの違い”をコメントしているセリフがありますが、後半のセルフには少しグッときてしまいます。
マーカス・ライトの体が半分人間で半分がターミネーターという設定で、プログラミングされた制約の中で彼自身がどの様に行動するのかが映画の見どころだったのではないでしょうか。

人間と同様の姿のロボット。しかしながらその意志と気持ちは今回限りなく人間に近いロボットでした。プログラミングされたミッションを遂げる為の頑丈な骨格と人間細胞の外郭を持つ最新型ターミネーターとして作られましたが、そのミッションを終えた後、様々な情報からマーカス・ライトは人間としての想いを強く回帰させていきます。
人間らしく生きる意志が人一倍強かったマーカス・ライトの強い意志による決断は…。ラストのシーンでマーカス・ライトの意志がジョン・コナーに伝承される場面は2人ともカッコよく感動しました。強い意志はやはり伝達されるということでしょうか...。

“外殻(外観・骨格)と意志(想いや気持ち)”には強い相関関係があると思います。動植物の遺伝や進化にそれははっきりとあらわれています。生物学は私の専門ではありませんが、いろんな動植物を観たり知ったりするとそう実感してしまいます。特にきびしい環境下で育つ動植物や擬態の生態を持つ動植物をみるたびにそう確信してしまいます。

実は建築的にも当てはまると思います。クライアントが必要とする空間に強いコダワリ的な意志や想い・気持ちがある場合、空間を構成する外郭(外観・構造)にそれが明確に反映されます。また逆の場合もあります。建築(住宅)の仕様・グレードにあわせて、それを使用する(あるいは住む)人の空間の使い方やライフスタイルが変わる傾向があります。後者の場合は、もちろんメンテナンスが行き届いていないとその様になりませんが...。
ある意味「スケルトン&インフィル」の相関関係です。

建築業界でよく使われている「スケルトン&インフィル」は単純に構造と内装を明確に区分し、将来的にメンテナンスをし易くであったり内装部分の使い勝手を使い手の状況に応じて変えることをいいますが、“外殻(外観・構造)と意志(想いや気持ち)”の強い相関関係という観点で「スケルトン&インフィル」の因果関係は存在するのです。

ターミネーターの話からだいぶそれてしまいましたが、ジョン・コナー役のクリスチャン・ベール。彼の俳優魂も素晴らしいものです。2002年の映画「マシニスト」で不眠症の主人公トレバーを演じた時は何と体重を30キロまで減量、その後間もなく「バットマン・ビギンズ」では4か月で体重を100キロまでにしたそうです。そして今回のジョン・コナーの引き締まった精悍な体型…。
クリスチャン・ベール曰く、「俳優としてその役にハマるのを楽しんでいるのだ」といいます。これも「スケルトン&インフィル」の世界を感じます。その人物になりきった場合、私生活は一体どうなってしまうのでそしょう。

また人型ロボットという点では今話題がホットです。
先日、日本政府の宇宙基本計画で計画に盛り込んだ「2020年ごろに二足歩行(人間)型ロボットによる月面無人探査」の発表があり、その実現性についても疑問視する有識者たちからの意見があり、再検討されることになりました。賛成派は「日本ロボット技術の革新やアピール度」の点で、反対派は「月面での操作性やコスト」の点で論議が交わされている様子です。

月面捜査の主旨は「月の成り立ちを解明し、科学的利用や資源利用の可能性を探る」ことがまずの狙い。
ということは、二足歩行のロボットで作業性とコスト面をクリアできれば、世界トップクラスの日本ロボット技術で月面を二足歩行のロボットを歩かせるのも夢物語ではなくなってきている様子です。これはすごいことです…。少し前まではそれこそマンガやSF映画でしか考えられなかったことですので、そんなことが政府の技術開発方針として論議されているのですから…。

また映画でも、まもなく「トランスフォーマー/リベンジ」が公開されるのと、ハリウッドで完全CG化され「ATOM」となって今秋10月に公開されます。両者共に日本が原点の「人型ロボット」です。周知のように手塚治虫が生んだ元祖「人型ロボット」アトムが原点です。
やはり人型ロボットにはそのロボット形状以前にそれを動かすマインドがどの物語もスポットが当たりそうな気がします。どちらも公開がたのしみです。

訳もわからなく幼いころ、伝馬博士のつくったアトムに“心”をインプットしたお茶の水の技術力と人間力にあこがれ、学生時代にやっと念願叶えて直接手塚先生にお茶の水博士のマンガつきのサインを戴いたのを思い出しました。大切な自慢の我が家の家宝ですが、写真をついでにUPしておきます。

  

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May 23, 2009

「学ぶ」新しいスタイル

iTunesを利用して伊東豊雄氏の多摩美術大学での講義「現代建築の課題」が無料配信されていましたので、案内しておきます。同大学での環境デザイン学科の授業で、自身の作品の紹介と共に考え方の変化について2時間半にわたる講義を8回に分けてPODCASTで配信しています。無料配信です。

様々な場面で「学ぶ」ことがインターネットを通じて、自宅にいながらや、またipod等のメディアツールを用いて簡単に可能な時代になってきました。超高度情報化がもたらしたオンデマンドの時代です。

伊東氏の他にも東京大学発で学術俯瞰抗議2008「変化する都市」などもiTunesから無料配信されています。情報収集や「学ぶ」ライフスタイルが劇的に変化してきています。

多摩美術大学 - 伊東豊雄「現代建築の課題」 - 伊東豊雄「現代建築の課題」

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May 11, 2009

熱い想いと手入れの行き届いたモノは伝承される…

映画『グラン・トリノ』を観てきました。まさに現代版ウエスタン映画でした。

特にウェスタン映画を連想させるのは床屋でのシーンからラストにかけてのシーン。様々なウェスタン映画でも床屋のシーンがありますが、“グラン・トリノ”ではさながらクリント・イーストウッド演じる頑固老人ウォルトは意を決した決闘前のマカロニ・ウエスタンの様でした。
いつも気心知れていた床屋の親友にも散髪しかさせなかったのに何も語らず髭を剃らせたことで、そこには生と死に対しての決意が秘められていた気がします。

かたくなまでに自身の生き方を貫くウォルトの生き様は、クリント・イーストウッドが関わってきた映画で訴えてきた社会問題(戦争、犯罪、家族、人種差別…)を一気に再びフラッシュアップさせます。しかしながら現代社会で解決しえていない問題を一気に連想させる一方で、想いのこもった愛車“グラン・トリノ”が引き継がれラストで遠く街に消えていく様子は、若い世代に希望を託していることがわかります。
荒野に自分が育てた若いカウボーイがサラブレッドにのって走り去るように見えました。グッと考えさせられるところがイーストウッドらしく渋いです。

自身の仕事に誇りを持ち、携わった仕事の結晶である愛車“グラン・トリノ”を手入れするために数々の道具をガレージに揃え何年も大切にしてきたライフスタイルは、今の社会ではあまり見受けられなくなってしまっています…。
今の便利で楽なライフスタイルがよいのか悪いのかわかりませんが、車の購入意欲すらない現代の草食系男子にとっては道具にこだわり大切なモノをずっと手入れし続けるライフスタイルは、スマートでなく不器用な生き方なのかもしれません。

家の手伝いやメンテナンスについてもその傾向にあります。映画のストーリーの中でウォルトが少年に家の手入れの仕方を教える場面がありましたが、やはり現代社会が忘れかけているライフスタイルの一つでしょう。

思えば伝統ある名建築は当然そこに携わる人たちが想いをこめてメンテナンスを繰り返してきたからこそ今そこに存在しています。
また今、老舗旅館での仲居さん達の“おもてなし”が秘かに注目されていますが、それは直接宿泊客に対する接客態度そのものでなく、そこに行きつくまでの日々の陰なる老舗旅館への想いのこもった手入れのきめ細やかさが原点である点に注目しているのです。
日頃のそうした心をこめた手入れができていなければ、宿泊客の接客などはできる訳がないという老舗旅館の女将さんの考えが実はそこにあり、だからこそ老舗旅館にリピーターが健全に存在しているというのです。

不器用ながらでもキチンと気持ちをこめて家や建物の手入れをする。大事なことですよね。伝承させねばいけない建築文化です。

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May 01, 2009

荒々しくも丁寧につくられたテクスチャー

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以前にも紹介していましたが、大好きな建築のひとつに軽井沢の“石の教会”があります。設計はフランクフロイド・ライトの弟子であるケンドリック・ケロッグ。星野リゾートの中にあります。しばらく行っていませんでしたが、数年前から外構が少し整備されていたんですね。

既存の石の教会がのファサードに合わせて、外構の構築物も連続的な同様の荒々しい躯体打ち放しの仕様とするために、ラス型枠をうまく利用して建築されていました。
荒らしいファサードですが、丁寧に作られているのがよくわかります。

また、打ち放しコンクリートの仕上げとなると普通は無機的なものとなってしまいますが、よくここまで有機的に仕上げたものだと感心してまいます。
設計者の意図を組んでその意志が伝承され、建築物の周囲にぴったりと当てはまる外構を整備され環境を整備していくことの時空を超えた事業にグッときてしまいます。

有機的建築を目指す方やフランク・ロイド・ライトのファンの方は是非、実際に訪れてご自身の目で観て戴きたい建築です。

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April 17, 2009

“建築”を通じて知る感動と夢の喜び

ひょんな繋がりからある方を通じて知った「D-School」。
~夢を抱く世界の子供たちに投資をする「D-School」プロジェクト~の第一弾の企画である“みんなで寄付金をあつめて学校を建ててしまおう”というプロジェクトがついに実現しました!というお知らせが、このほど幹事さんからのメールで知りました。

フィリピンに「ヒパラヤン小学校」の校舎が完成したとのことです。その落成式の様子が「D-schoolブログ」で閲覧することができます。地域の人達が総出で学校建築の落成を祝い、喜ばれている様子は感動ものです。

わずかながらですが小生も寄付金を出資しており、「D-schoolブログ」を通じてその感動を分けていただくことができました。寄付者の名前が刻まれたネームプレートは、学校の壁に半永久的に飾られます!とのことで、恥ずかしさ反面、嬉しさ反面…。
でも率直に“建築”を通じて多くのひとに感動や夢を与えることができるのは、なんとも言い難い喜びです。

今、日本の学校建築においても実は課題がいくつかあります。そのひとつが「耐震化」の遅れ。必要なものにスピーディに投資されない日本の現在の公共事業。海外の建築投資に関わるチャリティの経験から、日本において何か忘れかけているものを感じました。

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March 16, 2009

SKY OF THE TOKYO(葛西)

090315rinkai_park最近よく葛西臨海公園をランニングしますが、先週なんかとくらべてすっかり春めいてきています。草木は季節に敏感なんですねぇ。
あと渚をお散歩してたら、なんとヒトデが結構あちこちにいてビックリ…!
ちょうど干潮の時でしたが、あちこちに海の中に隠れ損なったたくさんのヒトデと遭遇することがができました。
モクレンの花も咲き始め、青空に冬場に備えた美しい白色をアピールしていました。
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