January 01, 2012
November 27, 2011
メタボリズムの都市未来展
六本木ヒルズの森美術館で開催されている『メタボリズムの都市未来展』見応えがあります。個人的には、雲大社庁舎、カテドラル教会、国立代々木競技場の躯体工事を記録した動画は建築関係者のみならず必見もの!建築学的にも文化的にも歴史に残る動画だと思います。
建築家の他、元請け、職人もみんなパワーがある時代。よくぞ3DCADのない時代にアナログパワーで複雑で難易度の高い建築を短工期で創り上げたことか…、と実感しますね。
全体的にには菊竹清則氏の作品が多かったような印象でもあります。でもDNA組織を思わせる黒川紀章氏による大きなメタボリズム構想の模型や他の巨匠たちの様々なのもたくさんあり展示され見応えがありました…。
建築家が国家や都市を熱く語ることが少なくなってきた今日、個々の作品重視の建築家たちに対してかつての巨匠たちが何かを語りかけている様にも感じました。
一気に観ると情報過多で頭のなかがメタボ状態となりますので、建築を学ぶ学生さん達等は何回かに分けて観た方が得策だとおもいます。それだけ情報豊富。来年の1月15日まで開催されています。
September 25, 2011
UIA東京大会オープニング・シンポジウム(要旨)
■UIA東京大会オープニング・シンポジウム
「都市創造 ~再生日本のグランドデザイン~」
標記のイベントを拝聴させていただきました。要旨は概ね下記の通りです。
参考まで。
【基調講演】
御厨貴氏
・太平洋戦争後、吉田茂首相は一週間内で国のグランドデザインを構想し、書簡に
とどめていた。内容は東京港埋立てと開拓によるインフラ整備。先人の気概は手本
となる。
・今後の復興に欠かせないキーワードは“つなぐ”こと。行政と町村、市民と専門知識…。
縦割り社会を崩していくことが重要。
・この国の文化は変わっていくのではないかと期待。また世界からも、先進国でこんな
にも多くの自然災害を抱えながら復興に成功すれば、先端的モデルとなる可能性が
あり、注目されている。
・建築家はアイディアに長けているため、どうしたら地域や国を復興していったらいいか
をデザインしていくことがを創造していくことが使命であり、それを期待したい。
橋本孝之氏
・IT活用してスマートな都市づくり:行政サービス、教育、公共安全、医療、交通、
エネルギーとユーティリティ、水管理をシティオペレーションセンターで一元管理を
展開するIBMのネットワーク手法紹介。
・北九州市の取り組み事例紹介。
・石巻での展開を紹介(中心街の活性化、バイオマスエネルギーによる循環型社会の
構築、効率的なエネルギーを活用とした次世代水産業の構築)その他3年間で
100都市をIBMは支援予定
・標準化(グローバルな互換性)、オープン&イノベーション(地球規模に対し新たな
価値創造)、協働(コラボレーション、産官学民の強調)が今後のリーダーシップの
キーワード。
【パネルディスカッション】
内藤廣氏
・東大における最終授業講演の直前に3.11の被災にあった。講演は中止となった。
・「安心して暮らせる街づくり」は不可能、「安心しない街づくり」が重要。自然災害と
向かいあうことが肝心である。
・行政に今まで不足していた点は、非日常を日常にどのように備えるかである。
ちょっと前までの社会では自然災害を技術等で克服してきたのではなく、知恵で
フォローしてきたのである。
・今後は自然災害とうまく付き合っていくことが重要ではないか。
・街づくりにはワークショップが有効であるが、自助の精神が必要。
・都市復興には、個別解が必要。
西郷真理子氏
・MIPIMアワード2011:地方都市再生プロジェクトが未来的プロジェクト部門で受賞
された日が3.11であったことを紹介。
・再生のシナリオは、従来型の近代型進化論(外発的発生)から脱却し、地域の
ひとたちが主体となってすすめていく必要あり。
・高松市丸亀商店街、長浜市、山口市の事例紹介。
・街づくりは、デザイン、スキーム、産業が3つの柱となる。
・都市をもっとコンパクトに再考していく必要性。コンパクトな街づくり。
・人が集まるとその数(単位)に従い、ビジネスが成立していく。
・石巻市の場合、雇用の70%が中小企業に携わる方々であり、小さな単位の
ビジネスを成立させていく必要がある。
・住民主体のワークショップが重要であり、主体的意思決定の場でもある。
・意見を発言する(情報発信する)ことは責任を持つということ。
松本大地氏
・アナログ的、ゆとりや安らぎの大切さ。レイクタウン(越谷市)の事例紹介。
・米国におけるデトロイト(ハードの整備促進した都市計画の失敗事例)とポート
ランド(ソフトの整備促進をすすめた都市計画の成功事例)の都市の差をを紹介。
・住人が街づくりの主役になることが重要。
・ひと、街、商業のつながり(融合)が街を活性化する。
・ライフスタイルの充実とエシカル消費による社会交流欲を促進させることが
街づくりにとって重要。
・地域の資源を大切にし、ブランド化させることで暮らす人々のライフスタイルを創る
ことが重要。
・コレクティブハウスの事例紹介。ゆるやかな共同体によるライフスタイル。
まとめ(内藤廣氏)
・「安心して暮らせる街づくり」及び「被災地の復興」への建築家の役割は、
“結び目(つなぎ)”となる役割を果たすこと。
建築家ほど、法律、技術、心理、経済等にまたがって業務をこなす業種がまずない。
様々な役割の方々とつながることの手助けが重要。
・行政側でなく、人の側(ライフスタイル目線)に立つことで街づくりが良き方向に進んでいく。
September 11, 2011
3.11半年を節目に、久しぶりの投稿
3.11から半年…。
建築に携わる者として何ができるのか、情報収集と試行錯誤を日々重ねてきました。
しかしながらとてつもない被害を目のあたりにして、何ができるかはいまだに結論は出すことができない状況です。
でもこのまま、多様な情報の渦の中にのまれて情報発信ができないでいるのももどかしく、節目である半年の本日、そろそろ終止符を打たねばと思い、久しぶりにこのコラムにコメントしています。
今回の震災では、多様な方々が被災され、多様な現象や多様な利害関係が生じているのも事実。慎重に情報発信をしなければいけないと痛感していますが、議論していくのもひとつであるとも考え、キーボードをたたく様にしていきたいと考えています。
間違いなくわかったことは、ひとりでは何もできない事も事実ですから…。
またこのコラムでは今後、「建築×減災」、「建築×環境」にシフトしたコラムを情報発信していきたいと思います。引き続きユルイ話題や街中の写真「Sky of the Tokyo」にも触れていきたいと思います。
仕切り直し、とうことで…、少しでもコラムを読まれた方が新しいライフスタイルの発見になればと思います
March 13, 2011
遠隔地での微力ながらの支援方法(減災支援)
改めまして、この程の東北地方太平洋沖地震により、被災されました方々に心からお見舞い申し上げます。
東北地方太平洋沖地震の被災地支援として、首都圏をはじめ遠隔地でもできる支援ととては、『節電』と個人的なやりとりの『情報通信自粛』があります。
『節電』は、いうまでももなく、現在でもおおくの地域で停電が継続しているのと、福島原子力発電所の稼働停止による影響があるからです。
被災地でも避難場所や救急病院でも電気の復旧を切に願っている場所が間違いなくあります。
遠く離れていても、地域連携で送電可能とそ、電力不足を解消できる可能性があるため、『節電』する必要があります。すこしでも多くの電力が救済地支援に役立てて戴きたいものです。
個人的なやりとりの『情報通信自粛』は、家族をはじめ身内や知人などの安全が確認されたならば、積極的にがまんして実施すべきです。
現段階でも現地の正確な被災状況の全体が確認されていないことを踏まえると、情報通信が正常にもどるまでは、救済支援情報や復旧作業目的の情報通信を優先させるべきであるからす。情報インフラの環境整備がされるまでに、個人的な「今どうしている?」などの情報はひかえておくべきです。
本当にたいへんな被災を受けている地域に対して、遠隔地からはすこしでも微力ながらの支援をする方法の紹介です。それぞれご自身のライフスタイルのなかで可能な範囲で実践していただければと思います。
未曾有の巨大地震…
東北地方を襲った未曾有の巨大地震。
報道の映像を見ていると信じられない光景に言葉を失ってしまいます。
なすすべもなく被災する街、家、人、インフラ…。
大きな揺れで建物が傾げ、そこに大きな津波が襲ったのではひとたまりもありません。
被災された方々に対して、心からお見舞い申し上げます。
またひとりでも多くの方に救済の手が満足のいくように届きますように…。
February 24, 2011
もろいコンクリートに驚き…
NZ地震、たくさんの邦人の方の安否が不明で、たいへん気になります…。
今日のTVのニュースの映像で、重機ががれきを撤去している場面がありましたが、コンクリートがすごく脆い様にみえました。重機のアームでつかんだコンクリート塊が、グズグズっと砕け散っていました。NZの建築関連の法律には明るくありませんが、少なくとも中規模建造物には最低限のコンクリートの強度が設定されているはずです。
そのほかレンガ積みの建造物も多く、被害の多くがそのような組石構造である様子です。
崩壊したレンガもTV映像からは、本来目地部側となる平面部分にモルタルが付着しているはずですが、レンガ色をしているのが明確にわかることから積み上げの際の目地モルタル量が少なかったのでないかとも懸念されます。
NZは日本と同様に地震国であるそうですので、建物の施工やメンテナンスに関わる管理、行政指導がどのような状況であったのか、たいへん気掛かりです。
ともあれ、今も絶え間なく続けられている救助活動が実を結び、ひとりでも多くの方が無事であります様に…。
























